佐藤 Manami

佐藤真奈美SATOManami

准教授 専門:建築環境工学

主な担当授業

  • 基礎ゼミナール(1年)
  • 建築概論(1年)
  • デザイン探究演習(1年)
  • 建築環境工学Ⅰ演習(2年)
  • 建築環境工学Ⅱ演習(2年)
  • 測量学・同演習(3年)
  • 建築環境工学演習ⅠⅡ(3年)
  • 建築演習Ⅰ(3年)
  • 建築演習Ⅱ(4年)
  • 卒業研究(4年)
  • 建築環境特論Ⅱ(大学院)

メッセージ

私が専門としている建築環境工学とは、建物内外の温度・湿度・気流・音・光・空気質を制御可能とする学問分野のことです。
人が健康で快適に暮らし続ける事ができる環境の制御、さらには文化財を始め物の価値を失わないように保存出来る環境の制御を可能とする技術を提案する学問です。
このような技術の提案で新たなエネルギー消費が生まれてはいけません。使用しなければならにエネルギーの最小化は大前提の目標です。

<最近の興味ごと>
国内、海外問わず、旅をするときにはスケッチ帳を持参します。手のひらサイズの水彩絵の具16色セットが大活躍です。日本の伝統芸能に憧れて「能」の謡を稽古しています(現在冬眠中)。素謡で、主人公が「少年」や「もののけ」はうまく演じられるのですが…女性が主人公の曲目になると、さっぱり調子が合いません。不思議な話ですが、「女」を演じることは大変難しいことです。

プロフィール

脱石油由来建材!自然リサイクル建材の熱・湿気物性値評価

近年、住宅用建材として石油生成品が大量に消費されています。しかし、石油生成品から発生する化学物質が及ぼす健康被害は社会問題化しています。一部の建設会社は健康被害と離別するために伝統技能で成形した自然素材の住宅用建材を利用しようとしています。伝統技能で成形される建材は生産から廃棄までの環境負荷が小さい一方、技能を持つ職人の技術の継承は不可欠です。しかし、廉価な工業建材の普及によりその技能は途絶えつつあるのが現状です。この研究は、自然素材の積極的利用を提案することを目的に日本古来の伝統技能で成形される建築用材の熱・湿気物性値を実測し、定量的評価に利用可能なデータを示そうとするものです。伝統技能に根差した建材の性能について定量的に示すことで環境負荷の小さな建材として再評価につながり、技能継承の重要性を再認識させる大きな力となる資料の提供をし続けています。

快適な温湿度環境調整法に関する研究

空気調和が完備したオフィスなどでは古くから室内の乾燥化は快適性を損ねる問題とし認識されていました。省エネルギーを目的に、住宅の高気密・高断熱化が進みオール電化住宅が実現する中、通年エネルギー消費効率(APF)の向上が図られたエアコンや床暖房などの発熱量が小さく水蒸気発生を伴わない顕熱型暖房機器の使用で十分な熱環境の維持が可能となりつつあります。加えて、住宅ではシックハウス対策と排湿のため換気回数0.5回/hを確保する積極換気が行われ、高温低湿の「過乾燥環境」は住宅でも無視できない問題となりつつあります。この研究の目的は、生活行為で発生する良質の水分を利用した湿度調整法を提案し、高気密・高断熱住宅における過乾燥化を省エネルギーを実現しつつ抑制する手法を提案することです。

主な著書・論文・作品

  • 図解住居学5 住まいの環境(第4章 人と温熱 分担執筆)彰国社、2010年4月第2版
  • 室内発生水分を用いた湿度環境調整に関する研究  洗濯干しを利用した室内湿度調整性能、山下絢也、佐藤真奈美、日本建築学会環境系論文集、NO. 665、pp595-600、2011年7月
  • Experimental Research about Solar Radiation Shielding by a Natural Vegetation Recycling Material (Reed Screen)、Masashi Io, Masahiro Hasegawa, Manami Sato, Narumi Kamogawa、Journal of Environmental & Engineering, vol.5, No.2, pp364-371, July 22, 2010
  • 自然植生リサイクル材料(ヨシズ)の日射遮蔽効果に関する実験的研究、田中寿弥、青木一男、長谷川昌弘、佐藤 真奈美、日本ヒートアイランド学会論文集 Vol.3、2008
  • 伝統技能によって施工される材料の熱・湿気特性に関する考察 -兵庫県左官材料(中塗り土)の評価-、 横林 修造、佐藤 真奈美、日本建築学会環境系論文集、NO.630、pp965-969、2008年8月
  • 木材の年間を通じての変形性状 -熱・湿気挙動と膨張/収縮特性-、佐藤真奈美 松本衛、日本建築学会環境系論文集、No.587、pp15-22、2005年1月

メールアドレス

manami.sato [at] oit.ac.jp
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