宮内 Yasuyoshi

宮内靖昌MIYAUCHIYasuyoshi

教授 専門:建築構造

主な担当授業

  • 基礎ゼミナール(1年)
  • 静定構造力学演習(1年)
  • 材料力学演習(1年)
  • 建築概論I(1年)
  • 不静定構造力学演習(2年)
  • 建築演習II(4年)
  • 卒業研究(4年)
  • 建築構造特論II(大学院)

メッセージ

街中を歩けば,多くの建物を見ることができます。その中にあって,「あっ,かっこいいな。端正だな。」と思う建物をいくつか発見することができます。そのような建物を作ってみませんか。建物は,外観の形状だけでなく,室内空間の質感や構造的な合理性,人に優しい居住環境など様々な設計技術やその設計手法に対する技術的裏付け,そして図面通りに確実に施工する建設技術が結集され,多くの人の手を経て建設されます。優れた建物を建設することの一端を担えることに喜びを感じることができます。あなたもそのような感動を味わってみませんか。

プロフィール

香川県高松市の出身です。1982年に大阪工業大学大学院工学研究科建築学専攻を修了した後,株式会社竹中工務店に入社しました。在職期間の大部分は技術研究所に所属し,コンクリート系建築構造に関する研究・開発に従事しました。そして,2013年4月,大阪工業大学工学部建築学科教授に就任しました。

今まで行ってきた研究開発テーマは多岐にわたります。地震に対する安全性を確保することを基本とし,その条件の中で超高層建物や大スパンなど魅力的な空間を構築するために必要な構造技術を開発しました。また,より短期間に,そして少しでも安価に建設できるように構造的・施工的な合理化技術の開発も行ってきました。さらに,1995年阪神・淡路大震災以降は,既存建物の耐震補強工法の開発も担当していました。

いずれの研究・開発も構造実験をベースとしてきました。実験のために製作した試験体を最終まで破壊させ,どれくらいの荷重で,どのように壊れるのかを確認し,実際の建物ではこのようなことが生じないように,構造設計技術の向上を図ってきました。大阪工業大学においても,今までの経験と知見を生かし,研究開発活動を継続していく所存です。

主な著書・論文・作品

  • 鋼コンクリート構造接合部の応力伝達と抵抗機構(日本建築学会)
  • 2009年改訂版既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・同解説(日本建築防災協会)
  • 図解RC造建物の耐震補強(オーム社)
  • トラス・アーチモデルを用いた鉄骨鉄筋コンクリート柱の終局せん断耐力(日本建築学会構造系論文集,No.604,2006.6)

メールアドレス

yasuyoshi.miyauchi [at] oit.ac.jp
送信の際は [at] を @(半角英数字) に変えてお送りください