ウィーン留学体験記

2015.12.08

(Report by 建築学科 教授 岡山 敏哉 Toshiya OKAYAMA)

 先日、都市計画研究室・大学院生の森田修平君が、ウィーン工科大学への留学から帰国しました。この留学は、本学の『海外研究支援プログラム』(https://www.oit.ac.jp/japanese/international/program-graduate.html)を利用したものです。その留学体験記を森田君に書いてもらいました。

【ウィーン留学体験記】
今回、私は大学が提供している『海外研究支援プログラム』を利用して、ウィーンに留学しました。ウィーンに留学したのは、修士研究として取り上げた、オーストリアの都市計画家・建築家「カミロ・ジッテ(Camillo Sitte)」の人物像や足跡をたどり、日本で進めてきた研究での不明な点を明らかにし、また研究の裏付けを行なうためでした。
この滞在の間、ウィーン工科大学の先生に相談に乗っていただき、様々な場面でお世話になりました。さらに、ウィーン工科大学には「Sitte-Nachlass-Archiv」というジッテ資料館があり、そこに保管されている多数のジッテに関する資料や図面なども見せていただき、研究の内容を深めることができました。
また、都市計画研究室に所属しているということもあり、日常生活そのものがいい勉強となりました。その土地の気候などの条件に合った暮らし方や、ヨーロッパ人の人柄を感じさせる生活を体験したり、鉄道に乗るだけでも日本とシステムが異なっていたり、と日々の生活の中で様々な刺激を受けました。ただ街を歩くだけでもその街並みに惹き付けられ、改めて都市がその国の特徴を表す要因の一つであることを感じさせられました。一方で、慣れ親しんだ日本の方が良いと思うことも数多くありました。別の角度からの見方ができるようになり、お互いの良い面を認識することができるようになりました。
二ヶ月と言う期間は研究をするという意味ではとても短く、物足りなさを感じました。しかし、異なる価値観の中で生活をするには充分すぎるほどで、またこれだけの期間海外に滞在することは社会人になってからは難しいので、学生の間に留学して異文化に触れることができて良かったと思います。