松尾 尚紀さん 2012年度卒業 海外

上海万谷建築設計有限公司/test

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変化をプラスにとらえよう!

現在の仕事

"東省济宁市の中心市街地エリア内に計画中の改修複合商業施設を担当しています。
先日、上海から往復10時間、現場チェックに行ってきました。
延床面積176,000m2という大規模な建築です。
日本では聞きなれない数字だと思いますが、人の大きさと比べると、建物の大きさがよくわかります。現在躯体工事が終わり、外立面の工事が進んでおります。
今回、私が担当させていただいたのは内装のデザインです。
2014年の4月から開始し 11月には基本設計が全て終わりました。
それまでに提出した資料はとても多く、中国ならではである施主側の社長が一言デザインに対して『OK』を出せばすべてが進みだす、そこに中国の勢いを感じます。
現在、内装のデザインが全て通り、施工図などを書いている段階です。
図面の量が多いため、チェックするのにも時間がかかります。
こういった巨大プロジェクトを多い時は4~5個抱えながら仕事をこなしています。
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在学中の学び

"在学時代、よく先生から「明日までに三案持って来てください」と言われ、どんな形であれ、三案提案し続けたのを覚えています。その時、手は動くけども本当にこの提案をやりたいという気持ちが足りなかったと思います。
社会人になり、更に国が違う環境で言葉よりも本当にこの提案が良いという気持ち、それが大切だと感じました。現在、言葉はもちろん、それ以上に相手への伝え方では負けないように頑張っています。
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先輩からの一言

"時間を合わせて他の分野の方々と話をする。今、建築を目指している方には本当に大切なことだと思います。生まれも習慣も文化も違う、言葉も通じない大変で不安だと思います。
でも私はその「違い」がもっとも面白いと感じています。
「海外で設計をやるなら変化を楽しむ。」マイナスを積極的にプラスに変換することが大切です。 活躍する場所は世界各地にあると思います。皆さんのご活躍を期待しています。
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