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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

ハイテクリサーチセンター第1回シンポジウムの実施報告

2006年11月11日 (土)

ハイテクリサーチセンター第1回シンポジウムのご報告
                               センター長 矢野満明

  ナノ材料マイクロデバイスセンターのハイテクリサーチプロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」は,2006年11月2日に,第1回シンポジウムを開催いたしました.当日は好天にも恵まれ,
午前の部(10:00〜11:30)のセンター見学会,午後の部(13:30〜19:30)の講演会ならびに懇親会とも多くの方々のご参加を得て無事終了することが出来ました.

学外招待者36名,学内教職員36名,大学院生35名,学部学生51名,計158名

 見学会では,新装成ったセンター施設と設置の大型研究機器を,センター員と大学院生のご案内で見学していただきました.(写真は見学会受付となったセンター入り口での風景)

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 講演会では,本学理事長代理の前田親良 学園常務,井上正崇 工学部長・工学研究科長のご挨拶の後,榊裕之 東京大学教授から基調講演として「ナノ構造における電子の量子制御と先端デバイス応用」に関する1時間のご講演を戴きました.その後,当センターの施設・設備とハイテクリサーチプロジェクトでの研究テーマをセンター長の矢野からご紹介し,休息を挟んで3件の招待講演「ナノマテリアルの最近の動向−ニューセラミックスやナノガラスを中心として−(平尾一之 京都大学教授,45分)」,「ナノ構造半導体と宇宙環境−発光デバイスを例として−(権田俊一 福井工業大学教授・大阪大学名誉教授・浜松ホトニクス技術顧問,45分)」,「ナノインプリント技術の現状と展望(古室昌徳 産総研つくばセンター次長,45分)」をご講演いただきました.それぞれのご講演について聴講者から多くの質問があり大いに盛り上がりました.また,この講演会では(株)映像システムのご協力を得て,主会場に隣接した副会場にも画像と音声をリアルタイム配信し,多くの学部学生がリラックスした状態で聴講することもできました.(写真は満席となった主会場での講演風景)

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 講演会に引き続いて開催された懇親会では,白木靖寛 武蔵工業大学教授・東京大学名誉教授をはじめ,松島裕一 情報通信研究機構理事・部門長,松本和彦 大阪大学教授から,外部諮問委員としてのお立場からお言葉を頂戴いたしました.(写真は乾杯の音頭をとられる櫻井良文 大阪工大前学長)

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 これをもちまして,私どものハイテクプロジェクト研究は本格的なスタートを切ることになります.今後は常勤構成員16名を中心に,PD,RAを加え,5年後の研究目標の達成に向けて鋭意努力を致す所存です.皆様には,今までに引き続きご指導・ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます.
                                       以上