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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

拡張工事を終え,センターの本格稼働も間近に

2006年9月26日 (火)

拡張工事を終え,センターの本格稼動も間近に

 文部科学省によるハイテクリサーチ研究センターの選定を受けたナノ材料マイクロデバイス研究センターでは,研究・教育システムをさらに充実させるため,8月にセンターの入っている大宮東校舎1号館(総合センター1階)の大幅改装を行いました.この改装によって,クリーンルームを主体とした従来の新材料研究センター部分に加え,光学測定室,一般測定室,データ解析室,会議室,客員教授研究員室等が増設されました.また,センターに設置される大型装置の運転に必要な冷却水の供給方法を,水道水の放流方式から大型冷凍機を用いた循環系に変更し,環境への負荷を少なくしました.
この改装で,センターの占有面積は従来の約700m2(内クリーンルーム約350m2)から,約950m2へと増加しました.左図のセンター平面図からわかるように,1号館1階部分のほぼ全体を占有する本格的な研究センターに衣替えしたわけです.
現在は,これらの各室へ大型研究機器の据付を行っています.今回の衣替えに伴って増設される研究用大型機器は次のとおりです.

20060926-1.jpg


いずれもナノ材料やマイクロデバイスの製造・加工・特性評価のための新鋭機器で,「ナノ構造複合材料研究グループ(リーダー:棚橋一郎 応用化学専攻教授)」,「ナノ半導体基盤材料研究グループ(リーダー:佐々誠彦 電気電子工学専攻教授)」,「ナノ・マイクロプロセス研究グループ(リーダー:小寺正敏 電気電子工学専攻教授)」が,ハイテクリサーチプロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用」の研究に使用します.なお,既設の設備を使用した教員・大学院生・卒業研究生による「センター利用研究」や,学部学生対象の「学生実験(授業)」も,従来どおり継続されます.
 ハイテクリサーチプロジェクトの効率的・有効的実施に関するチェックと助言をお願いする「外部諮問委員会」についても,ナノ材料マイクロデバイスの研究分野で日本を代表される指導的立場の先生方6名が委員をお引き受けくださいました.また,国内・外の大学や研究機関,企業との共同研究も進みつつあります.
 このような進捗状況の下,来る11月2日(木曜日)には,センターのお披露目を兼ねて,ハイテクリサーチプロジェクトの第1回シンポジュームを本学で開催する予定です.シンポジュームの詳細については後日に当ホームページにてもご案内いたしますので,皆様のご出席をお願い申し上げます.

センター長:矢野満明