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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

ハイテクリサーチ第2回シンポジウムの実施報告

2007年11月2日 (金)

                      センター長    佐々誠彦
                      プロジェクト統括 矢野満明
 
 ナノ材料マイクロデバイス研究センターのハイテクリサーチプロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」は,2007年11月2日(金)に,第2回シンポジウムを開催いたしました.このシンポジウムは,当プロジェクトが文部科学省のハイテク・リサーチプロジェクトに選定された2006年度開催の第1回に引き続くもので,学内外の皆様にプロジェクトの研究成果の一端をご紹介するとともに,この分野の第1線でご活躍の著名な先生方から貴重なご講演を戴きました.

 当日は好天にも恵まれ,講演会(1号館131教室,13:30〜17:15)ならびに懇親会(研修センターセミナー室A,17:40〜19:00)に多くの方々のご参加を頂戴しました.

   学外招待者15名,学内教職員22名,大学院・学部学生46名,計83名

 講演会では,井上正崇学長のご挨拶の後,プロジェクト統括の矢野から「研究プロジェクトの目的と概要」を,ナノ構造複合材料研究グループを代表してGang Chang PD研究員から「Controllable Growth of Precious Metal Nanoparticles on TiO2 Film and Applications」を,ナノ半導体基盤材料研究グループを代表して尾形健一PD研究員から「水溶液法によるZnOナノロッドの作製と物性評価」を,ナノ・マイクロプロセス研究グループを代表して神村共住講師から「非線形吸収現象を利用した高純度光学材料のレーザー損傷耐性に関する非破壊イメージング技術の開発」をご報告いたしました.
 引き続く招待講演では,三浦登先生(東京大学名誉教授,本学客員教授)から「半導体ナノ構造の磁場効果‐磁場と量子ポテンシャルの競合」を,中村新男先生(名古屋大学大学院工学研究科教授)から「金属ナノ粒子の形状・サイズに依存した光学応答」を,藤田大介先生(物質・材料研究機構 ナノ計測センター長)から「プローブ顕微鏡によるナノマテリアル研究の現状と将来」をお話いただきました.何れのご講演も最新の知見をわかり易くお話いただき,プロジェクト担当の教職員の研究に役立ったことは勿論,聴講の学生も最先端研究の面白さを満喫させていただきました.
 懇親会では,ご講演を戴いた先生方を中心に,学外からご参加の皆様も交えて,井上学長,野村教務部長をはじめプロジェクト担当の教職員やPD研究員,RA研究員が和やかに情報交換を行いました.
 遠路わざわざお越しくださりご講演いただいた3名の先生方をはじめ,ご参加賜った学外および学内の皆様に厚く御礼を申し上げ,ご報告と致します.

写真は,講演会の様子と挨拶をされる井上学長(左),招待講演の先生方(右)

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