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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

センターの研究成果が専門図書として出版

2007年2月13日 (火)

 酸化亜鉛(ZnO)は,塗料・化粧品,タイヤの加硫促進添加剤,バリスタ(避雷器)など従来から身の回りで多く利用されている材料でしたが,近年,新しい紫外線発光素子や透明トランジスタの材料として,その半導体としての性質に注目が集まっています.ナノ材料マイクロデバイス研究センターのプロジェクトにおいても,ZnOは基盤材料のひとつとして透明トランジスタやセンサデバイス用材料として研究が進められています.このような酸化亜鉛の最新研究成果を集めシーエムシー出版から「ZnO系の最新技術と応用」として出版されました.本書の中の第5章「酸化亜鉛系トランジスタとその応用」分を佐々教授,小池講師,前元助教授,矢野教授,井上教授(当プロジェクトメンバー)が執筆しました.
 内容は,過去数年にわたるZnO薄膜トランジスタの研究成果を広く紹介し,当グループで行われた分子線結晶成長技術による(世界初の)高品質ZnO/ZnMgOヘテロ構造トランジスタの開発とその高性能化に関する成果までを含む内容となっています.

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