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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

センターに米国からの短期留学生を受け入れました

2007年6月26日 (火)

 昨年に引き続き,米国のNational Science Foundation (NSF) の補助を受け,ナノテク先進国である日本でナノテクの研究に取り組み,将来この分野で国際的に活躍できる研究者を育てることを目的としたNanoJapanプロジェクトの参加メンバーを短期留学生としてセンターに受け入れました.今年の留学生のNathan Brooks君は昨年の参加者 (Zak Bennet君) と同じ米国オクラホマ州Tulsa大学の2年生です.今回も全米の大学1・2年生から16名が選ばれ,日本各地の大学でナノテクの研究を体験しています.
 Nathan君の研究テーマは昨年に続き「InAs系バリスティック整流素子」というテーマですが,研究の経過にともない昨年Zak君が行ったものとは素子の構造も変わり,新たな研究内容となっています.(写真は Nathan 君の実験の様子)また,昨年センターに導入された高性能の電子ビーム描画装置を使って,従来より微細な素子の開発も試みる予定で研究を進めています.今年もNathan君に研究を指導してくれているのは,井上教授の研究室の大学院博士後期課程に在籍する小山政俊君ですが,卒研生との交流も深め,先日は螢を見に行ってきたそうです.本学での滞在期間は6月5日から8月7日までの予定です.
 また,火曜日と金曜日には留学生のために開講されている日本語の講義を受講し,語学の研修にも励んでいます.本人の言葉では「東京より大阪の生活が気に入っている」そうで,関西の食べ物も好みだとのことです.短い期間ですが,文化の違いなど多くを吸収して帰国してくれることと思います.

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