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短期留学生の成果報告会実施とプログラムの終了

　NanoJapanプロジェクトの短期留学生として6月5日からセンターで研究活動を続けていたNathan Brooks君の滞在期間の2ヶ月も気がつけば瞬く間に過ぎてしまいました。インターンシップ・プログラムを終了するにあたり，8月2日午後1時20分から672教室において学内一般の方々をも対象にした成果報告会を実施しました。
　報告では，NanoJapanプロジェクトで来日した経緯から本学外での活動を簡単に紹介した後，ナノ材料マイクロデバイス研究センターで実施した「InAs系バリスティック整流素子」の研究内容と成果に関する発表が行われました。2ヶ月という短い期間ではありましたが，実際の研究指導に当たった大学院博士後期課程の小山君の指導により，新しい実験結果も得られました。この期間中に東京で開催された「半導体中の非平衡キャリアに関する国際会議」において，その結果は小山君によって報告され，他の参加者にも興味を持たれる結果となっていました。
　また報告の最後では，大阪での生活にも話が及び，研究室やセンターで研究する多くの学生のサポートによって研究以外の面でも非常に充実した楽しい時間を過ごすことができたことも報告されました。
　期間中に米国の友人に日本食店やスーパーの場所を尋ね，帰国後も日本食が食べられるよう情報を集めるほど，日本食が気に入ったようです。
　報告会翌日，8月3日が研究室での最後となりました。「ここでは，皆さんが非常に親切だったので帰国後寂しくなります。また日本に来たら，必ず大阪に来ます。」との言葉を残し，5日に東京に向かい，8日には成田から帰国します。