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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

ハイテクリサーチ第3回シンポジウム実施報告

2008年10月31日 (金)

                        センター長      佐々誠彦
                                                            
                        プロジェクト統括   矢野満明

  ナノ材料マイクロデバイス研究センターのハイテク・リサーチ・プロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」は,2008年10月31日(金)に第3回シンポジウムを開催いたしました.このシンポジウムは,当プロジェクトが文部科学省のハイテク・リサーチ・プロジェクトに選定された2006年度開催の第1回,2007年度の第2回に引き続くもので,学内外の皆様にプロジェクトの研究成果の一端をご紹介するとともに,この分野の第一線でご活躍の著名な先生方から貴重なご講演を戴きました.

 当日は好天にも恵まれ,講演会(1号館121教室,13:30〜17:00),見学会(10号館ものづくりセンター,17:15〜17:45)ならびに懇親会(10号館8階応用化学科会議室,17:50〜19:30)に多くの方々のご参加を頂戴しました.

 学外招待者15名,学内教職員26名,大学院生29名,学部学生22名,計92名

  講演会では,井上正崇学長のご挨拶の後,ナノ構造複合材料研究グループを代表して中村吉伸教授が「シランカップリング剤分子の付着状態についての考察」を,ナノ半導体基盤材料研究グループを代表して尾形健一PD研究員が「酸化亜鉛ナノロッドの作製とバイオセンシングデバイスに向けての検討」を研究成果としてご報告いたしました.
  引き続く招待講演では,松島裕一先生(情報通信研究機構理事,当プロジェクト外部諮問委員)から「フォトニックネットワークの未来―NICTの研究を中心に―」を,原田雅史先生(奈良女子大学生活環境学部准教授)から「超臨界流体を用いた金属ナノ粒子の合成と構造制御」を,平井義彦先生(大阪府立大学教授)から「ナノインプリントの科学と応用展開」をお話いただきました.何れのご講演も最新の技術動向と新しい知見をわかり易くお話いただき,プロジェクト担当の教職員の研究に役立ったことは勿論,聴講の学生も最先端研究の面白さを満喫させていただきました.
  見学会では,本年4月にオープンしたものづくりセンターを学外招待者の皆様にご覧戴きました.各種大型工作機械から鋳造,組み立て作業場,三次元CADや電子回路設計CADの充実した設計試作室等,大学関係者のみならず企業の方々からも教育施設・設備の充実にお褒めの言葉を頂戴しました. 
懇親会では,ご講演を戴いた先生方を中心に,学外からご参加の皆様も交えて,野村教務部長をはじめプロジェクト担当の教職員やPD研究員,RA研究員が和やかに情報交換を行いました.
  遠路わざわざお越しくださりご講演いただいた3名の先生方をはじめ,ご来臨賜りました学外および学内の皆様に厚く御礼を申し上げ,ご報告と致します.


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写真は,講演会で挨拶をされる井上学長(左),招待講演中の先生(中)と質疑応答の様子(右)