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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

センター員の研究が国際会議で 優秀賞を受賞

2009年10月9日 (金)

 当センターのハイテク・リサーチ・プロジェクトのメンバーである神村共住准教授(ナノ・マイクロプロセス研究グループ、工学部電子情報通信工学科)の論文、「Investigation of bulk laser damage in transparent YAG ceramics controlled with micro-structural refinement」
が、第40回Boulder Damage Symposium(米国)の最優秀ポスター論文に選ばれました。表彰式は2009年9月21日〜23日に開催された第41回会議期間中に行われ、神村准教授へ記念のクリスタルが授与されました。
 表彰の対象となった論文はハイテク・リサーチ・プロジェクトの研究成果で、世界で初めて透光性YAGセラミックの内部品質とレーザー損傷耐性の関係を明らかにしました。このことにより、Nd3+:YAGセラミックは散乱体構造が少ないほどレーザー損傷耐性が高くなり、高品質品においてはNd3+:YAG単結晶と同等のレーザー損傷耐性が得られることを実証しました。本研究の成果は、自由度の高い設計が可能で小型化、高出力化、高機能化に優れた、セラミックレーザー光源の開発に大いに役立ちます。
 神村先生、おめでとうございます。

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写真は受賞した記念クリスタル