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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

ハイテクリサーチ第4回シンポジウム実施報告

2009年11月4日 (水)

                              センター長    佐々誠彦
                              プロジェクト統括 矢野満明

 ナノ材料マイクロデバイス研究センターのハイテク・リサーチ・プロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」では,2009年11月4日(水)に第4回シンポジウムを開催いたしました.このシンポジウムは,当プロジェクトが文部科学省のハイテク・リサーチ・プロジェクトに選定された2006年度から毎年秋に開催しているものです.今回も,学内外の皆様にプロジェクトの最近の研究成果の一端をご紹介するとともに,この分野の第一線でご活躍の著名な先生方から貴重なご講演を戴きました.

 当日は好天にも恵まれ,講演会(1号館131教室,13:30〜17:20),懇親会(5号館2階応用電子情報通信工学科大学院講義室,17:40〜19:00)に多くの方々のご参加を頂戴しました.

 学外招待者16名,学内教職員17名,大学院生22名,学部学生22名,計77名

 講演会では,井上正崇学長のご挨拶の後,ナノ構造複合材料研究グループを代表して中村吉伸教授が「高分子ナノコンポジットによるピラミッド地下遺跡の修復」を,ナノ半導体基盤材料研究グループを代表して權田俊一客員教授が「酸化亜鉛半導体の放射線耐性」をご報告いたしました.
 引き続く招待講演では,藤田静雄先生(京都大学大学院教授,当プロジェクト外部諮問委員)から「酸化物半導体・デバイスへの期待」を,中許昌美先生(大阪市立工業研究所有機材料研究部長)から「熱分解制御法によるナノ粒子の創製とエレクトロニクス実装技術への展開」を,粉川良平先生(島津製作所分析計測事業部プロダクトマネージャー)から「走査型プローブ顕微鏡(SPM)の最近の進歩と先端開発」をお話いただきました.何れのご講演も最新の技術動向と知見をわかり易くお話いただき,プロジェクト担当の教職員の研究に役立つことは勿論,聴講の学生も最先端研究の面白さを満喫させていただきました.
 懇親会では,ご講演を戴いた先生方を中心に,学外からご参加の皆様も交えて,野村教務部長をはじめプロジェクト担当の教職員やPD研究員が和やかに情報交換を行いました.
 遠路わざわざお越しくださりご講演いただいた3名の先生方をはじめ,ご来臨賜りました学外および学内の皆様に厚く御礼を申し上げ,ご報告と致します.

20091104-2.jpg  ←写真をクリックすると拡大表示されます

写真は,ご講演中の藤田先生(左),中許先生(中),粉川先生(右)