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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

センターに米国からの短期留学生を受け入れ

2009年6月7日 (日)

 今年も,米国のNational Science Foundation (NSF) の補助を受け,ナノテク先進国である日本でナノテクの研究に取り組み,将来この分野で国際的に活躍できる研究者を育てることを目的としたNanoJapanプロジェクトの参加メンバーを短期留学生としてセンターに受け入れました.今年の留学生のPaul Russell君(写真)はジャマイカ出身で,現在は,米国Clarkon大学(ニューヨーク)で電気工学(副専攻 物理)を専攻する2年生です. NanoJapanの取り組みも4年目を迎え,全米から130名ほどの応募があったようですが,その中から17名が選ばれ,日本各地の大学でナノテクの研究を体験しています.今年は,インフルエンザ対策が厳しい時期での入国でしたが,成田での検疫をパスし,東京での3週間の研修も無事終了しました.本学での滞在期間は6月7日から8月2日までの予定です.
 今年の研究テーマは「バイオセンサー応用に向けたマイクロ波加熱法によるZnOナノロッドの成長」という新たな内容となっています.今年の留学生の指導は,ハイテクプロジェクトの研究員である尾形先生を中心に,ナノ材研で卒業研究を行っている大学院生・学部生で行ってくれています.
 日本語の勉強は,東京での3週間の研修が初めてだったようですが,到着して間もないミーティングでは,日本語での自己紹介を行うなど語学の上達も早いようです.火曜日・金曜日には日本語T(原田先生)の授業も受講中.センターではメンバーから,ナノテクだけでなく,大阪フードに関する「講習?」も受けているようです.写真は,早速研究内容の作製工程を練習している様子です.指導は,この研究を電気電子工学専攻の大学院で行っている土橋君です.多くのことを学び,帰国してくれることを願っています.

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