平成22年度ハイテク・リサーチ・プロジェクト研究成果報告会の実施報告
センター長 佐々誠彦
プロジェクト統括 矢野満明
ナノ材料マイクロデバイス研究センターのハイテク・リサーチ・プロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」は,2010年3月23日(火)に,2009年度の研究成果報告会を開催いたしました.この報告会は,学内外の皆様へ当該年度の研究成果を報告することを目的に,当プロジェクトが文部科学省のハイテク・リサーチ・プロジェクトに選定された2006年度から,毎年の度末に開催しています.第4回目となる今回は,本年度の研究成果とともに,著名な研究者である小林先生から特別講演を賜りました.
当日は好天にも恵まれ,講演会(1号館131教室,13:20〜16:50),外部諮問委員会(5号館4階D科会議室,17:10〜17:40)ならびに懇親会(5号館2階D科大学院講義室,17:40〜19:00)に多くの方々のご参加を頂戴しました.
学外招待者8名,学内教職員19名,大学院生・学部学生45名,計72名
講演会では,井上正崇学長のご挨拶の後,(財)若狭湾エネルギー研究センター所長の小林紘二郎先生から「エレクトロニクス実装における微細接合」と題して接合界面の信頼性とナノテクノロジーに関する1時間の特別講演を賜りました.最新の技術動向と新しい知見をわかり易くお話いただき,プロジェクト担当の教職員の研究に役立ったことは勿論,聴講の学生も最先端材料科学の面白さを満喫させていただきました.
引き続く成果報告では,棚橋一郎教授から「ナノ構造複合材料研究グループの研究成果」を,佐々誠彦教授から「ナノ半導体基盤材料研究グループ野の研究成果」を,小寺正敏教授から「ナノ・マイクロプロセス研究グループの研究成果」を,それぞれ45分をかけてご報告しました.外部諮問委員の先生方をはじめとする皆様から活発なご質問を頂戴いたしました.
外部諮問員会では,本年度当初の研究方針に対する期末の研究成果の進捗状況を中心にご審議いただき,5年間の研究プロジェクトの後半となる4年目の研究成果として妥当であるとの評価を頂戴いたしました.
懇親会では,外部諮問委員の先生方を中心に学外からご参加の皆様も交えて,野村教務部長をはじめプロジェクト担当の教職員やPD研究員が和やかに情報交換を行いました.
遠路わざわざお越しくださった先生方をはじめ,ご来臨賜りました皆様に厚く御礼を申し上げ,ご報告と致します.
開会の挨拶をされる井上学長とご講演中の小林先生
成果報告中のグループリーダー(棚橋,佐々,小寺の先生方)