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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

スプリングサイエンスキャンプを実施

2010年3月27日 (土)

 3月25日(木)から3月27日(土)にわたり,高校生のための先進的科学技術体験プログラム・スプリングサイエンスキャンプ2010をナノ材料マイクロデバイス研究センターで実施しました.このプログラムは,科学技術振興機構の主催で,最先端の研究施設で先進的な研究テーマに取り組んでいる大学・研究機関・企業の研究所などを会場として,第一線で活躍する研究者や技術者から3日間直接指導を受ける実験・実習を主体とした科学技術体験合宿プログラムです.
 ナノ材料マイクロデバイス研究センターでの開催は昨年に続いて2回目となりました.「ナノテクを使ったカラフル太陽電池の作製」というテーマに対し,全国から80名を超える応募が集まり,その中から12名を選んで受け入れました.実習は,色素増感太陽電池とよばれる,新しいタイプの太陽電池の作製をとおして,その原理や作製プロセスを体験することに加えて,ナノ構造がどのように利用されているか,作製方法や原料の違いがどのような違いをもたらすのかなどを学んでもらう内容になっており,これからのものづくりに要求される,エネルギー・環境問題との関わりについても勉強してもらいました.
 最終日には,3日間の実習の成果をまとめ,淀ビスタで成果発表会を実施し,それぞれのグループが工夫をこらした素晴らしい発表を行ってくれました.最後は,川田工学部長による講評,修了証の授与が行われ,3日間にわたるプログラムを終了しました.
 参加された生徒さんにとり,このプログラムが特別な経験となり将来への糧となること,また,「理科離れ」の対策に多少なりとも役立つことを担当者一同,切に願っています.
 このプログラムの実施に当たっては,多くの学部生・大学院生の献身的な協力を頂きました.最後にご協力頂いた皆さんに感謝致します.

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