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新着情報

ナノ材料マイクロデバイス研究センター

N-station

平成22年度ハイテク・リサーチ・プロジェクト研究成果報告会の実施報告

2011年3月14日 (月)

                             センター長    佐々誠彦
                             プロジェクト統括 矢野満明

 ナノ材料マイクロデバイス研究センターのハイテク・リサーチ・プロジェクト「人に優しい機能集積ナノ材料の創製とマイクロデバイス応用(Nanotechnology for the next generation)」は,2011年3月14日(月)に,2010年度の研究成果報告会を開催いたしました.この報告会は,学内外の皆様へ当該年度の研究成果を報告することを目的に,当プロジェクトが文部科学省のハイテク・リサーチ・プロジェクトに選定された2006年度から,毎年の度末に開催しています.最終年度となる第5回目の今回は,このプロジェクト全体の成果報告とともに,酸化亜鉛透明導電膜の著名な研究者である高知工科大学・山本哲也先生から特別講演を賜りました.

 講演会(1号館121教室,13:20〜17:20),外部諮問委員会(10号館11階学長会議室,17:30〜17:50)ならびに懇親会(6号館15階ルラーシュ,18:00〜19:45)に多くの方々のご参加を頂戴しました.なお,3日前の東北・関東地方の大地震のため,やむを得ずご欠席された学外の皆様も数名いらっしゃることを申し添えます.

  学外招待者20名,学内教職員25名,大学院生・学部学生26名,計71名

 講演会では,今回の大地震でお亡くなりになった多くの方々に黙とうを捧げた後,井上正崇学長にご挨拶を頂戴し,その後,高知工科大学マテリアルデザインセンターのセンター長である山本哲也先生から「酸化亜鉛透明導電膜-キャリア輸送現象及び光学特性を如何に制御するか」と題した1時間を超える熱のこもった特別講演を賜りました.最新の技術動向と新しい知見をわかり易くお話いただき,プロジェクト担当の教職員の研究に役立ったことは勿論,聴講の学生も最先端材料科学の面白さを満喫させていただきました.
 引き続く成果報告では,プロジェクトの責任者である矢野教授から「研究成果の総括報告」を行った後,棚橋一郎教授から「ナノ構造複合材料研究グループの研究成果」を,佐々誠彦教授から「ナノ半導体基盤材料研究グループ野の研究成果」を,小寺正敏教授から「ナノ・マイクロプロセス研究グループの研究成果」を,それぞれご報告しました.外部諮問委員の先生方をはじめとする多くの皆様から活発なご質問を頂戴いたしました.

 外部諮問員会では,本プロジェクトの当初目標と実際の成果を中心にご審議いただき,5年間の研究プロジェクトの研究成果として妥当であるとの評価を頂戴いたしました. 

 懇親会では,井上正崇現学長をはじめ,当プロジェクトの着手に踏み切っていただいた西川よし一前学長のご来臨のもと,外部諮問委員の先生方や学外からご参加の皆様も交えて,プロジェクト担当の教職員やPD研究員が和やかに情報交換を行いました.

 非常事態にも拘らず遠路わざわざお越しくださった先生方をはじめ,ご来臨賜りました皆様に厚く御礼を申し上げ,ご報告と致します.

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写真(左):挨拶をされる井上学長
写真(右):山本先生による特別講演