奈良県川上村と「連携・協力に関する協定書」を締結しました

2010年7月28日

協定書を交わす井上学長(左)と大谷村長

協定書を交わす井上学長(左)と大谷村長

あいさつをする井上学長

あいさつをする井上学長

 7月26日、奈良県川上村と「連携・協力に関する協定書」を締結しました。これは相互の環境・知的資源を持ち合い、環境共生に協力して取り組み、地域資源や自然環境を生かした教育・学術研究機能の向上、地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的とするものです。
 本学は工学部建築学科が、同村が主催する間伐材を使った作品づくりに取り組むワークショップ「木匠塾(もくしょうじゅく)」に1998年から参加しています。また、2006年から工学部各学科が導入教育の一環として実施している「新入生オリエンテーション」で川上村を訪れるなど、これまでも全面的なご理解とご支援をいただいて教育活動を展開し、関係を強化してきた実績があり、今回の締結に至りました。
 同日実施された調印式で大谷村長は「水源地の村づくりに取り組む村と、環境教育を推し進める大学の目指す方向性が一致し、この日を迎えることができました。環境共生はもとより、地域づくりや文化・芸術の振興、住民生活の向上にも資することになると大いに期待しています」とあいさつされました。また、井上学長からは「村の貴重な自然を利用させていただき、グローバルな視点からの環境教育と地域との連携をうまく融合させたいと考えています。本学の学生・大学院生は、恵まれた自然のなかで学ぶ機会や村の方々とのふれあいを大事にしてほしいと思います」とあいさつされ、これまで以上に連携を強化・拡大することを力強く宣言しました。
 今回の締結を機に、さらに活動のフィールドを広げる計画です。廃校となった小学校をリノベーションして今後の学生活動の拠点とするほか、化石燃料に頼らない環境循環型「エコハウス」の建設、演習林での植林・間伐など環境共生を柱にしたさまざまな活動を展開していきます。

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