第10回「環境テクノフォーラム2010」を開催しました

2010年10月22日

ユーモアを交えて講演する伊藤氏

ユーモアを交えて講演する伊藤氏

たくさんの方に聴講いただきました

たくさんの方に聴講いただきました

たくさんの方に聴講いただきました

たくさんの方に聴講いただきました

 10月22日、工学部環境工学科が主催する第10回「環境テクノフォーラム2010」が大宮キャンパスで開催され、学内外から約81人の方が参加しました。
 元・大阪府環境農林水産総合研究所 研究員で、独立行政法人 造幣局通り抜け桜樹研究会 委員、樹木医の伊藤孝美氏を講師に迎え、「身近な森林『里山』を考える―心のふるさとは今どうなっているのか―」をテーマにご講演いただきました。
 「おじいさんは山へ芝刈りに…」という昔話のフレーズはよく知られていますが、生活様式の変化や村落の過疎化、高齢化などにより多くの里山が放置されています。伊藤氏はこれまでのフィールドワークの経験から、放置された里山で植生の変遷や生態系の変化が起きている現状を話されました。また、森林の環境を適正に保つために間伐の重要性にも触れ、間伐材を有効利用するためにも、ナラ枯れなどの害虫被害に遭う前の早期の間伐が大事であると説かれました。
 このほか百人一首や万葉集で詠まれた和歌などを例に挙げ、里山は単に山や森林だけを指すのではなく、田園や川の流れ、地域住民の生活と一体となって一つの循環系で結びついていると定義され、里山の保全のためには、レクリエーションや環境教育、健康維持など、できるだけ多くの人に利用してもらうことが最も有効であると、ご自身のお考えを示されました。伊藤氏のユーモアを交えた講演で、会場は終始和やかな雰囲気に包まれる中、自然との共生について考えさせられました。

 次回第11回フォーラムは11月12日(金)、ガラスアーティストで大阪府立大学客員研究員の岡本覚氏に、「廃ガラスが美しくよみがえる―アーティストの取り組みに学ぶモノづくり―」と題してご講演いただく予定です。

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