第14回「環境テクノフォーラム2010」を開催しました

2010年12月18日

講演する岡田氏

講演する岡田氏

たくさんの方が聴講されました

たくさんの方が聴講されました

 12月17日、工学部環境工学科が主催する第14回「環境テクノフォーラム2010」が大宮キャンパスで開催され、学内外から70人の方が参加しました。
 兵庫県立大学 環境人間学部教授の岡田真美子氏を講師に迎え、「〈もののいのち〉と〈ものづくり〉−21世紀的工学ビジョンを考える−」をテーマにご講演いただきました。
 縄文時代の貝塚や北盛土(三内丸山遺跡)などは古代の人類のゴミ捨て場とされてきましたが、整然と並べられ捨てられた跡は「あの世送り」つまり供養されたお墓だという考え方に基づき、日本に古来から存在する「もの」は生きているという独特の生命観「もののいのち論」をお話いただきました。
 自分の生産した「もの」の命を感じ、その「もの」を慈しみ、育むという気持ちは日本人技術者の独特の心であり、技術者たちの「ものづくり」は「米づくり」や「子づくり」と同じで、農家が田畑に手をかけるように、親が子育てをするように、「もの育て」をしてきたように思えると説かれました。
 また、「もの」の命を慈しむ感性が、絶えず製品を改良して品質を高める日本のものづくりを推進すると同時に、海外の人にも信頼される魅力ある製品を生み出す原動力となっているのではないかと自身の考えを示され、聴講者に「これからの日本のものづくりを支えていかれる皆さんには、何のために生き、何を目指していくのかを考え、土にかえる命あるものを作ってほしい」とメッセージを送られました。
 同氏のご家族のエピソードなどを交えたお話に参加者からは思わず笑いが起き、終始和やかな雰囲気に包まれました。

 2010年4月から14回シリーズで開催いたしました「環境テクノフォーラム」は今回で終了いたします。全回にわたって多くの皆さまのご参加をいただき、誠にありがとうございました。

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