第3回「Design Relay Talk2010」を開催しました

2010年12月7日

第2部「フリートーク」で質問に答える永山氏

第2部「フリートーク」で質問に答える永山氏

第1部「ゲストトーク」

第1部「ゲストトーク」

 12月4日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画・運営する第3回「Design Relay Talk2010」を大宮キャンパスで開催しました。ゲストスピーカーには、建築家の永山祐子氏を迎え、当日は学内外から約70人の方々が参加しました。
 第1部「ゲストトーク」では、同氏がこれまでに手がけられた建築作品を紹介されながら「店舗や住居をデザインする際、人が実際に使うときの空間バランスをコントロールすることを大事にしています。そのために、人の視線をとらえることやものと人とのかかわり、光の使い方を意識しています」などの工夫を説明していただきました。
 「ルイ・ヴィトン京都大丸店」の外観デザインは、町家をコンセプトにした縦ストライプを表現しており、偏光板(一方向の光の波長しか通さない素材)を用いたのは世界初の試みで、特許を取得されているといったお話もありました。
 第2部「フリートーク」では、作品の濃淡に対する考え方、建築におけるソフトとハードの定義、日常をアイデアに転換する方法、同氏が建築家を志したきっかけなど、同氏と参加者がさまざまな視点からトークを繰り広げました。同氏からは「建築家は全く新しいものを作り出さなければいけないというわけではありません。自らを取り巻く環境を俯瞰的に捉え、新しい世界を切り開き、『設定をつくる』ことがこれからの建築家の役割だと思います」とのお話がありました。
 最後に「Design Relay Talk2010」のメインテーマとなっている「デザインに境界はあるのか」という問いに対して、「境界はどんどんなくなっていますが、社会の中でデザインしなくてはならない場所がたくさんあります。これから建築を志す人たちにはその場所を開拓してほしいと思っています」と、参加者にメッセージを送りました。

 次回第4回セッションは12月18日、建築家の中村竜治氏をゲストスピーカーにお迎えし、開催する予定です。

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