第5回「Design Relay Talk 2010」を開催しました

2011年1月25日

これまでの作品を例に講演する満田氏

これまでの作品を例に講演する満田氏

学生が満田氏を囲んでのフリートーク

学生が満田氏を囲んでのフリートーク

フリートークでは白熱した議論が展開されました

フリートークでは白熱した議論が展開されました

 1月22日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画・運営する第5回「Design Relay Talk2010」を大宮キャンパスで開催しました。ゲストスピーカーには構造家の満田衛資氏を迎え、当日は学内外から約80人の方々が参加しました。
 第1部「ゲストトーク」では、同氏からこれまでに構造設計を行った建築物を、写真や設計図など交えてご紹介いただき、建築家のデザインを実現させるために工夫した内容などについて解説いただきました。またご自身の学生時代の研究活動を通して「構造設計とは構造というフィルターを通して建築の設計を行うものだ」と意識したことに触れ、「建築としてどうだろうか、構造としてはどうだろうか」という「美学とモラルのバランス」に対して、今でも常にご自身に問いかけていることなどを話されました。
 第2部「フリートーク」では、「建築家のデザインが自身のセンスや考え方に合わない場合は?」という学生の質問に対して、「色や形は構造家の自分が越境する必要はないと考えている。建築家が譲れないであろう部分をしっかり読み取り、調整が可能な範囲で構造について最適な提案をするだけです」とし、建築家と構造家は1つの建築物を作るパートナーだという考え方を示されました。また「構造家は、広い範囲をカバーする建築家の弱い部分を補う役割だが、構造が美しいものでないと越えられない一線があると思っている」と構造家の担う役割の重要性を強調されました。
 最後に「Design Relay Talk2010」のメインテーマとなっている「デザインに境界はあるのか」という問いに対しては、「境界はそもそもはなかったが、今は存在しているものだと思います。その理由として、1つは能力の限界、そしてもう1つの理由としてデザイナー自身がうまく立ち回るために引いた線だと考えています。ただしその線はその都度自由に広げたり縮めたりすればいいと思います」と、ご自身の考えを述べられました。

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