第1回「環境テクノフォーラム2011」を開催しました

2011年5月16日

講演する北尾氏

講演する北尾氏

たくさんの方が聴講されました

たくさんの方が聴講されました

 工学部環境工学科では、「技術でめざす人と自然の調和」をメインテーマに、5月から7月までの7回シリーズで「環境テクノフォーラム2011」を開催します。
 5月13日、2011年度第1回目となるフォーラムを大宮キャンパスで開催し、学内外から約90人の方が参加しました。
 本学客員教授で豊橋技術科学大学名誉教授の北尾高嶺氏を講師に迎え「JOHKASOU-循環型社会にふさわしい生活排水対策-」と題してご講演いただきました。
 し尿や生活排水を処理する施設である「浄化槽」にスポットを当て、その基本的な構成と種類、有用性についてご説明いただきました。浄化槽は槽内のバクテリアや原生動物など、微生物の力を活用して排水中の汚濁物質を分解、浄化することができます。固体と液体を分離する機能、汚泥を貯留する機能、消毒機能なども備えており、人口密度が比較的低い地域や小規模自治体での導入が進んでいます。
 同氏は浄化槽と、大都市で導入が進んでいる下水道を比較して「水や炭素をはじめとする物質の循環、浄化には土が大きな役割を果たしますが、下水道は住宅や事業所から出た排水を下水管路で収集して処理場に運ぶため、水を介した自然の循環を阻害しています。また、下水道は大規模な施設であり、構築にはコストがかかりますし、大規模災害が発生したときに全機能が止まってしまう恐れがあります。一方、浄化槽は設置費用が安価であり、災害にも強いとされています。大都市にも規模の小さい浄化槽をたくさん作り、分散処理システムを構築することでリスクを回避する方法もあるのではないでしょうか」と、自らの考えを述べられました。

 次回第2回フォーラムは5月27日(金)、元 滋賀県立大学教授の石川義紀氏に「感覚公害<におい>を探れ-悪臭の正体、測定から除去まで-」をテーマにご講演いただく予定です。

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