第2期リノベーションでウッドデッキテラスが完成しました

2011年8月22日

完成したウッドデッキテラス

完成したウッドデッキテラス

村の特産である吉野杉をふんだんに使いました

村の特産である吉野杉をふんだんに使いました

作業は猛暑や大雨との戦いでもありました

作業は猛暑や大雨との戦いでもありました

 8月5日〜9日、大学院工学研究科博士前期課程建築学専攻1年次生5人と、工学部建築学科1年次生6人が奈良県川上村の旧川上東小学校でリノベーション合宿を実施しました。この活動は、本学が連携協定を締結している同村の廃校になった小学校をリノベーションし、地域の皆さんや環境学習などで村を訪れる方々に利用していただける空間にしようという取り組みです。
 5月に第1期として2教室を宿泊可能な空間にリノベーションしたのに続き、第2期となる今回は、グラウンドにくつろぎのウッドデッキテラスを製作しました。設計を担当したのは大学院生で、同村の特産である吉野杉の魅力を伝えるため、木材の色と断面を美しく見せるデザインにしました。また犬の散歩でグラウンドに立ち寄る地域住民の方から夏休みのスポーツ合宿などで同小学校を訪れる子どもたちに至るまで、幅広い年代の皆さんに利用していただけるよう工夫して3段階の異なる高さのスペースで構成しました。
 11人は3チームに分かれて木材の切り出しや組み立てなどを行い、経験豊富な地元の大工さんと教員の指導を受けながら、早朝から夜遅くまで熱心に製作に取り組みました。合宿中は、猛暑や山間部特有のゲリラ豪雨などに見舞われたほか、「想定外」の作業のやり直しや失敗もあり、期間内での完成が危ぶまれましたが、学生たちはチームワークを発揮して見事なウッドデッキテラスが完成しました。
 リーダーの大谷友人君(大学院工学研究科建築学専攻博士前期課程1年次生)は、「学部1年生との共同作業だったため、工程表は時間をかけて考えたつもりでしたが、現場では予定通りには進みませんでした。失敗も多かったですが、その改善方法も学ぶことができたので、本当に貴重な経験になりました」と話してくれました。1年次生の上田麻衣子さんは「建築を学び始めたばかりで、まだ線の引き方やパースの書き方を練習している段階ですが、普段先生方が『1本の線を大切に』と指導してくださる意味がよく分かりました。道具も初めて使うものばかりでしたが、完成したウッドデッキテラスは、みんなが思わず靴を脱いで座ってしまうほどに愛着がわきました」と今回のリノベーションにとても満足した様子でした。
 学生たちがリノベーションを行っている旧川上東小学校の周辺は、桜の名所としても知られており、今回製作したウッドデッキテラスの両端にも桜の巨木があります。春には居心地の良い花見台として多くの皆さんに利用していただけることが期待されます。
 今後は9月に工学部空間デザイン学科の学生たちが、二酸化炭素を吸収する壁剤を用いて教室のリノベーションを実施する予定です。

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