工学部空間デザイン学科が旧川上東小学校教室のリノベーションを実施しました

2011年10月31日

完成後の記念撮影

完成後の記念撮影

塗り壁材を塗布する学生たち

塗り壁材を塗布する学生たち

リノベーションされた教室

リノベーションされた教室

 9月〜10月にかけて、大学院工学研究科博士前期課程空間デザイン学専攻1・2年次生、工学部空間デザイン学科3・4年次生あわせて約20人が奈良県川上村の旧川上東小学校教室のリノベーション作業に取り組みました。台風12号の影響により、9月の作業が中断するという想定外の事態も発生しましたが、10月上旬に無事憩いの空間が完成しました。
 今回のリノベーションは2010年の秋に学生たちがプレゼンテーションしたプランが元になっています。大学で綿密な作業スケジュールを立てるとともに、授業後に壁の塗装に備えて左官工事の練習を行うなど、万全の体制でリノベーションに臨みました。
 壁面はフランス・アルザス地方の天然水硬性石灰(NHL)に天然花崗岩(音羽晶石)を混合し、施工しました。この天然水硬性石灰には防菌・防カビ、消臭・空気浄化作用、CO2吸収・湿度調節効果などがあり、教室の使用頻度にかかわらず、心地よい空間の創出に寄与することが期待されます。床面には植物由来塗料を再塗装したほか、教室内に正方形の畳を市松模様に敷き詰めました。もちろん畳床の製作には川上村産杉材を使用しています。
 これらのリノベーションにより、小学校らしい柔らかな暖かさを残しながら、フローリング床と畳が調和した和洋瀬中の空間をつくりだしました。またこの教室には、秋冬の寒さに備えるため環境に配慮した無煙薪ストーブを設置する予定です。
 今回のリノベーションを終えて、リノベーションプランの立案から携わった工学部空間デザイン学科4年次生の林原大地君は「リノベーションは見た目のよさだけではなく、人にやさしい空間の創出を目指して取り組みました。床面の再塗装のために床を研磨する作業にかなり苦労しましたが、苦労した分満足できる仕上がりになりました。また材料にこだわったので、部屋に入ったときに何ともいえない心地よさを感じることができます。多くの方々に部屋に入ったときの空気の違いを体感していただきたいと思っています。今回はさまざまな方々の協力があって完成したもので、川上村の皆さんや、指導くださった大工さんと先生、一緒に取り組んだメンバーに感謝の気持ちでいっぱいです」などと話してくれました。

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