「大学における創造的SE教育シンポジウム」を開催しました

2011年11月18日

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

西岡氏による基調講演

西岡氏による基調講演

たくさんの聴講がありました

たくさんの聴講がありました

 11月16日、情報科学部が「大学における創造的SE教育シンポジウム」を枚方キャンパスで開催し、一般の方、学生など約350人が聴講しました。
 このシンポジウムは“次世代を担うシステムエンジニアの育成に向けて”をテーマに、大学でシステムエンジニアの資質を養成するための課題と今後の展望について考えるもので、文部科学省「平成21年度大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム」に採択された「SE能力開発のためのスパイラル型情報教育」の取り組みを広く紹介し、参加者から幅広く意見をいただきました。
 初めに、株式会社イノベーション研究所代表取締役社長の西岡郁夫氏が“良いIT、悪いIT”をテーマに基調講演を行いました。同氏はシャープ株式会社やインテル株式会社等を経て、IT開発の最前線で活躍された経歴をお持ちで、現在、未来の情報通信技術のあり方についてお話されました。私たちの生活になくてはならないものとなっている携帯電話、スマートフォンなどに代表されるとても便利な情報通信機器も、使い方によっては他人に迷惑をかけてしまうものになる可能性があり、また、IT化にあたってはユーザーの視点に立ったシステム開発をすることが重要で、開発を担当する技術者の使命・責任はとても重いものであることを指摘されました。
 パネルディスカッションに先立ち、情報メディア学科の佐野教授、コンピュータ科学科の藤井教授が「SE能力開発のためのスパイラル型情報教育」に関する情報科学部での取り組みを紹介しました。システムエンジニアとして必要な能力を『モデル化能力』『デザイン能力』『業務遂行能力』の3軸に集約し、それぞれ年次ごとに到達目標を設定して能力獲得のためのカリキュラムを繰り返し履修するモデルである3つの能力を獲得するために情報科学部で行っている具体的な施策について説明しました。
 パネリストとして登壇いただいた大阪大学大学院情報科学研究科教授の楠本真二氏、株式会社オージス総研 執行役員・技術部長・主席研究員の宗平順己氏、シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社 管理統括 統括管理部の藤井香織氏には、それぞれの本務先での現在の取り組みについてご説明いただいた後、情報科学部のSE教育について「体験を通じて自分で答えを導いた経験は決して忘れません。意識せずに身についていけることすばらしい教育内容だと思います」などのコメントをいただきました。また、基調講演をいただいた西岡氏からも「基礎力と実践力は見方が違うだけで同じものです。実践から基礎を学ばせる手法は面白いと感じました」とのお話をいただきました。
 最後に小堀情報科学部長が「このシンポジウムでいただいた貴重なご意見をもとに、さらなる教育改善につなげていきたいと思います」と締めくくりました。

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