図書館文化講演会を開催しました

2011年11月11日

学生に熱く語り掛ける松村氏

学生に熱く語り掛ける松村氏

写真などを交えてこれまでの活動を紹介いただきました

写真などを交えてこれまでの活動を紹介いただきました

松村氏の著書は本学図書館でも閲覧が可能です

松村氏の著書は本学図書館でも閲覧が可能です

 11月9日、本学図書館は文化活動の一環で、「モノを創れるヒトになろう〜都市といなか。二住生活のすすめ〜」をテーマに、大宮キャンパスで文化講演会を開催しました。この講演会は、普段“モノづくり”などを学ぶ学生たちに、物質的なモノだけでなく、心豊かな生き方を大切にする感覚を養ってもらうことを目的に実施しているもので、講師には本学OBで建築家の松村賢治氏(1965年工学部建築学科卒業)をお迎えしました。
 同氏は株式会社松村建築研究所 代表取締役を務め、建築設計や街づくりに携わる傍ら、“旧暦”にこだわった生活スタイルを追求し、都市といなかの“二住生活”をテーマにした講演・執筆活動などをされています。また建築家としてパプア・ニューギニアの津波被災地での自立支援活動や阪神大震災での支援活動、ヨットで世界周航した経験などを通じて、環境を生かした地域活性化、農業再生に取り組むなど、多方面で精力的に活動されています。
 講演では、1年8カ月かけて世界38カ国をヨットで周航したことや、そのときの出会いがきっかけとなり、これまで31年間継続してパプア・ニューギニアで建築や農業の技術指導を行っていることなどについて紹介がありました。建築道具もパソコンもない地域では、そこにある道具と材料を使い、現地の人々が自分たちの理想とする家を建てるための技術を指導したことなどに触れ、「家を建ててあげるだけでは意味がない。自分たちで手掛ければ、修理も自分たちでできるし、また次々と理想の家を建てることができます」と、本来の技術指導のあり方を説かれました。また、パプア・ニューギニアなどの国は“環境先進国”だと言い、「不便な場所だと思う人もいるかもしれないが、心豊かな国で見習うべき点が多い」と、人々の生き方の素晴らしさを熱心に語りました。最後に聴講している学生たちに対し、「今自分が何をすべきか、それを考える機会を与えてくれるのは、開発途上国、後進国と呼ばれるような国々だと思います。だからこそ皆さんのような若い世代の方々に、ぜひ広い世界を自分の目で見て感じてほしい」とエールを送ってくださいました。

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