第6回「Design Relay Talk2011」を開催しました

2011年12月14日

第1部「ゲストトーク」

第1部「ゲストトーク」

第2部「フリートーク」

第2部「フリートーク」

学生が制作した展示も来場者を楽しませています

学生が制作した展示も来場者を楽しませています

 12月10日、工学部建築学科と空間デザイン学科が企画し、大阪工業大学デザインリレートーク実行委員会が運営する第6回「Design Relay Talk2011」を大宮キャンパスで開催しました。2011年度の最終を飾る今回はゲストスピーカーにNOSIGNER代表の太刀川英輔氏を迎え、学内外から約60人の方が参加しました。
 第1部「ゲストトーク」では、現代社会で起きているさまざまな現象と、同氏が近年手がけた作品やプロジェクトを紹介しながら、デザインを通して考えなければならないことについてお話されました。「1つのデザインを実現するためにはさまざまな要素が必要です。それぞれの要素を統合し、機能・価値の全体像をつかまなければなりません。デザインにかかわる全ての人は、目指すゴールを共有する必要があります」と、デザインに対する考え方を示されました。また、3月11日の東日本大震災を受けて立ち上げたウェブサイト「OLIVE」(http://www.olive-for.us/)について紹介がありました。OLIVEは被災地での生活を助けるデザインやアイデアを集約・公開しているデータベースのことで、被災地を助けたいという思いがあれば誰でもアイデアを書き込むことができます。「たとえば、空き缶は炊飯器やランタンの代わりに使うこともできます。柔軟な発想が大切です」などと語り掛けました。
 第2部「フリートーク」では、参加者が4〜5人ごとに1つのグループを作り、第1部の内容について感じたことなどを話し合いました。各グループでは、太刀川氏のお話や参加者それぞれの考え方について活発な意見交換がありました。
 「アイデアを出すコツを知りたい」という質問に対しては「視界に入るものを全てデザインだと思うようにしてください。モノの見方を変えることで、いくつもアイデアが出せるようになります」とお答えいただきました。「デザイナーを目指すにあたって何を学べばよいのか」という質問には、「何か一つ、自分の強みとなる誰にも負けない表現を見つけることが大事だと思います」とアドバイスされました。また、OLIVEの話題に関連して、「アイデアがシェアされることでその価値は下がると思いますか」との質問に対しては「たとえば、ツイッターで発信された情報はたくさんの人がリツイート、すなわちシェアすることで価値が高まります。新しい価値の形です。シェアすることで価値は下がらず、むしろ別の価値が上乗せされると考えています」と自身の考えを述べられました。
 最後に、「Design Relay Talk2011」のメインテーマである「デザインに何が出来るか」については、「モノの価値を変えることができると思います。デザインが変わると、モノの価値も変わります。自分の気持ちに正直にデザインすることで、私たちの未来を変えることができるかもしれません」と、将来に向けた展望を示されました。
 
 2011年度、6回シリーズで開催しました「Design Relay Talk2011」は今回で終了いたします。多くの皆さまのご参加をいただき、誠にありがとうございました。

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