当研究室は、岩崎教授が大阪工業大学(以下、本学)に赴任(1998年4月)するにあたり、「土木計画学研究室」として 発足、2002年4月の学科改称(土木工学科から都市デザイン工学科)と同時に現在の名称『都市・地域計画研究室』(通称:都市研)となりました。今年度(2019年度)で22年目 の節目を迎え、既に学部196名、うち大学院博士前期課程15名、後期課程1名の卒業生が社会に巣立っていき、官庁やゼネコン、コンサルタント等で活躍しています。
大阪工業大学 教授
博士(工学) 岩崎 義一
生年月日:
血液型:B型
星座:山羊座
出身大学:
出身地:宮崎県
趣味:料理(酒の肴)
担当講義
(学部)計画学a/計画学a演習/計画学b/都市・地域計画/都市デザイン工学セミナー/都市デザイン工学演習/基礎ゼミナール/基礎製図
(大学院)計画学特論/都市・地域計画特論/計画学特殊研究
我が国、日本の都市計画について考えてみると、明治以降の近代化の波に乗れず無力な存在で、市民権を得ているとは言い難い存在ではないかと思われます。このため、当研究室では都市・地域計画の研究を展開していく際に、いろいろな課題や注意点がある中、小さい事実を見落とすことなく大切に、
そして正確に把握し、そこからみえる法則性や固有の特性、計画の条件などを明らかにすることに主眼を置くことにしています。
都市計画は学際的で広範かつ深淵な学問であり、多種多様な要因が絡み合っています。このため、我々の肉体が無数の細胞で構成されながらも一つ一つの細胞がそれぞれの役割を担い相互に関係し合うことで機能し、はじめて人間としての一個人が成立しているように、都市計画も小さなところから改善し、これが有機的に組み合って総体をなす形を基本とすべきであると考えます。研究においても、トップダウン的、マクロ的、数量的な手法も重要ではありますが、これらのみだけではなく小さい事実からヒューマンサイズで実際に役立つものをきちんと捉え、これらを総合化していくことが重要と考えます。人を育て、導き、社会に貢献するエンジニア、プランナーの輩出に引き続き努めてまいります。