実用的な型入門

『量が質を決定する』
 先人たちの型(モデル・類型・形式・見本)を繰り返し練習することで、自分の型(スタイル・文体・らしさ)が確立できる。最初から独自性を狙ってはいけない。
 量が質を決定するのだ。先人の知恵を学ばないで、自分独自の文章などは書けない。文章も言語もみんなで一緒に使うものだ。独り善がりの文章を書く人は読書量や練習量の足りなさの表れでしかない。
 歩き方は自然に覚えたのだろう。しかし、言葉は自然に覚えたように見えるが、周りの人を真似ることで覚えたのだ。生まれ育った言語生活が貧しかった人は、本という友達から多くを学び、豊かになるしかない。


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