知的財産研究会 参加者募集のご案内

- これからの知財保護・活用戦略を考える -

この研究会は、企業の知財担当や研究開発部門の方、弁護士・弁理士等の専門家といった、知的財産権に関わる全ての方が対象です。年間を通じて10回の研究会を開催し、知財に携わる方にとって関心の高いテーマを様々な角度から取り上げてまいります。変化の激しい社会環境のなか、知財にまつわる最新の情報を収集する場として、また、これからの有効な知財活用策とリスク回避策を考える場として どうぞお役立てください。

開催案内

参加対象者

  • 企業の知的財産担当者、法務、経営企画、研究・開発部門の方
  • 研究機関や大学などの研究者・知財スタッフ
  • 弁理士・弁護士などの専門家

など、知財に関わっておられる方、ご関心のある方はぜひご参加ください

開催時間

18:15〜20:15

※ただし、第1回、第7回は開始時刻を早め、引き続き懇親会を行います。
【1、7回目のみ】研究会16:30〜18:30 交流懇親会18:30〜20:00

会場

  1. 大阪工業大学 梅田サテライトキャンパス(毎日インテシオビル3階)

    <学校法人 常翔学園 大阪センター>
    所在地:大阪市北区梅田3-4-5(JR大阪駅、地下鉄梅田駅から徒歩約10分)
    ※第1回(5月)と第7回(12月)

  2. 大阪府工業協会研修室(本町セントラルビル6階)

    所在地:大阪市中央区本町4-2-5(地下鉄御堂筋線「本町」駅から徒歩約1分)
    ※第1回、第7回以外のすべての回

参加費・申込方法

参加費

1年間(全10回)の参加費として 1名につき66,960円(消費税を含みます)
※欠席された場合の返金はいたしません。代理の方がご出席ください。
※交流懇親会の参加費は別途徴収させていただきます。

申込方法

参加申込書(下記PDFファイル参照)を事務局(大阪府工業協会)宛に、FAXにてお送りください。
折り返し、参加票および会場案内図、参加費請求書・振込用紙をお送りします。

【申し込み期限:2016年5月19日(木)】

パンフレットデータ

テーマと開催スケジュール
日時 内容
1 2016年
5月23日(月)
16:30〜18:30
【梅田/大工大】

『企業活動と知財戦略』

[講演者] 弁理士 碓氷 裕彦 氏〔(株)デンソー知的財産部担当部長 兼 名城大学法科大学院教授〕

企業は、商品・サービスを社会に提供するために、他社と差別化できる商品の開発・市場育成等を、特許戦略・ブランド戦略と一体的に推進しています。企業活動を支える知財戦略を(株)デンソーの事例を踏まえて解説します。

2 2016年
6月21日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『地域創生・中小企業支援への特許庁の取り組み』

[講演者] 守安 智 氏〔(独)工業所有権情報・研修館 知財活用支援センター長〕小宮 慎司 氏〔特許庁 総務部 普及支援課 企画調査官〕

知的財産推進計画や日本再興戦略、TPP関連政策大綱等に挙げられた政策的要請にもとづき、特許庁では地域創生・中小企業支援の強化を今後の政策の柱の1つとしています。この回では、どのような施策メニューがあり、どのような活用方法があるのかを紹介します。

3 2016年
7月19日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『特許の売買マーケットの現状とパテントトロール対策』

[講演者] 山ア 寿郎 氏〔知財支援機構 代表取締役〕(元 (株)日立製作所 IP ビジネス本部長)

売却により特許の現金化をする企業、それら特許が流通するマーケット、そしてマーケットから特許を購入し事業会社に権利行使して収益を上げるパテントトロールのビジネスモデル等、現在の特許の売買マーケットの実情及び、パテントトロールから事業を守るための対策を説明します。

4 2016年
9月6日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『これからの知財力強化への取り組み』

[講演者] 志村 勇 氏〔(一社)日本知的財産協会(JIPA)関西事務所所長〕(元 パナソニック竃{社技術部門 知的財産センター所長)

現在、国をあげて「地方における知財活動の推進」が展開されています。JIPA 関西事務所の会員企業のあいだでもさまざまな議論が行われ、知財活動における関西地域ならではの課題が指摘されています。こうした課題を共有し、今後の企業における知財力強化の方策を考えます。

5 2016年
10月18日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『通信事業における知的財産活動』

[講演者] 倉永 宏 氏〔NTT アドバンステクノロジ(株) 知的財産ビジネスセンタ所長〕(元 NTT 知的財産センタ長)

知的財産活動は、経営戦略、R&D戦略の一環として重要な役割を担っています。この回では、通信事業者であるNTTの知的財産活動について、研究開発戦略と連動した特許管理へどのように移行してきたか、標準化と特許の取り組みも含め紹介します。

6 2016年
11月15日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『TPP協定がもたらす知財分野への影響』

[講演者] 小山 隆史 氏〔外務省 経済局知的財産室長、内閣官房TPP 政府対策本部交渉官〕

TPP協定によって、参加国における知財保護が強化されることにより、日本企業のアジア太平洋地域内における知財活動の促進が期待されます。TPP協定が知財分野へもたらす影響、そして今後どのような対応が日本企業に求められるのかを解説します。

7 2016年
12月13日(火)
16:30〜18:30
【梅田/大工大】

『安定・平準を目指す日本型特許戦略 ―なぜ未利用特許は有意義なのか―』

[講演者] 弁理士 石井 正 氏〔深見特許事務所副会長、大阪工業大学名誉教授〕

日本企業の多くは、市場シェアに見合った程度に特許を取得することにより、安定的なビジネス活動を確保する特許戦略を選択しています。そのメカニズムを考え、未利用特許の意味、また例外としてパテントトロール問題等について考えます。

8 2017年
1月24日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『パナソニックにおける模倣品対策』

[講演者] 酒井 壮士 氏〔パナソニックIP マネジメント(株) 商標・意匠部 意匠課 課長/ブランド課 課長〕

パナソニック鰍ノおける模倣品対策の概況(昨今の模倣品の傾向、対策体制、重点対策地域等)について、具体事例を交えながら紹介します。

9 2017年
2月21日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『少人数で知財マネジメントに取り組む東リの事例』

[講演者] 大野 泰寛 氏〔東リ(株) 技術開発部 技術管理グループ 知的財産担当 参事〕

東リ(株)では、知的財産担当者が3名(内1名が兼任)という少人数で特・実・意・商の権利化、権利維持・行使、他社対応に加え、著作権、契約、裁判等々と広範囲の業務にあたっています。少人数であるがゆえの知財管理の課題とその解消への取り組みについて、実例を交えて紹介します。

10 2017年
3月7日(火)
18:15〜20:15
【本町】

『米国知財訴訟において日本企業が直面する問題点』

[講演者] 弁護士 荒木 源コ 氏〔モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所 パートナー〕ほか

日本企業が米国において知財訴訟に巻き込まれた場合、日本の訴訟制度との相違から、不利な状況に追い込まれるという問題が往々にして見受けられます。そこで、米国の知財訴訟手続の全体の流れを押さえつつ、日本企業が陥りやすい問題について、留意点を実務的視点から解説します。

お願い:録音・撮影はご遠慮ください。

  • 開催場所は、【梅田/大工大】が梅田サテライトキャンパス、【本町】が大阪府工業協会研修室となります。
  • 講演者の所属・役職名は、この案内書を作成した時点でのものであり、開催日には変更となっている場合があります。
  • 講演内容は、その時点での最新情報を盛り込むため、一部内容の追加や変更が生じる場合があります。
2016年度知財研究会プレセミナー

知的財産研究会開催に先立ち、プレセミナーを開催します。参加費無料となっておりますので、奮ってのご参加お待ちしております。

プレセミナー概要

日 時 2016年4月25日(月) 15:00〜17:00
テーマ サントリーの知的財産活動
講 師 サントリーホールディングス株式会社 知的財産部長 竹本 一志氏
会 場 大阪工業大学 梅田サテライトキャンパス
参加費 無料
定 員 150名(先着順受付け)
申 込 申込み期限:4月20日(水)
下記PDFデータを参照いただき、参加申込書をFAXで下記開催事務局宛てにお送りください。
参加票をFAXで送らせていただきます。

お願い:録音・撮影はご遠慮ください。

詳細はこちら(PDF)

サントリーは、1899年にぶどう酒の製造販売で創業、日本初の本格的ウイスキーの製造に挑戦し、日本の洋酒文化を切り拓いてきました。創業の精神である「やってみなはれ」、「利益三分主義」のもと、ビール、清涼飲料、健康食品や花事業へと事業領域を広げ、高品質の商品・サービスを提供することのみならず、真に豊かな社会実現に寄与する企業を目指して、グローバルに事業を展開しています。今回の講演では、同社の事業の変遷やブランドを支える知的財産活動について、事例をあげながらご紹介いただきます。

講演の骨子

  • サントリーグループの概況:サントリーグループの事業とその変遷
  • 技術とブランドを活かした知財戦略:知的財産権による技術とブランドの保護
  • グローバル視点での知財マネジメント:知財活動上の課題と知財制度の活用策
お問い合わせ

≪運営事務局≫  公益社団法人 大阪府工業協会 事業部

〒541-0053 大阪市中央区本町4丁目2−5 本町セントラルビル6階
E-mail: info@opmia.or.jp
TEL:06-6251-1138  FAX:06-6245-9926(申込書送信先)