知的財産研究会 参加者募集のご案内

- これからの知財保護・活用戦略を考える -

他社の知財マネジメント事例をはじめ、最近の注目テーマであるIPランドスケープや経営デザインシートの活用方法など多様なテーマをとりあげます

本研究会は、企業の知財担当や研究開発部門の方、弁護士・弁理士等の専門家といった、知的財産権に関わる全ての方が対象です。
年間を通じて10回の研究会を開催し、知財に携わる方にとって関心の高いテーマをさまざまな角度から取りあげてまいります。
変化の激しい経営環境のなか、知財にまつわる最新の情報を収集する場として、また、これからの有効な知財活用策とリスク回避策を考える場として、どうぞお役立てください。

当初5月からの開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大により、開催日程を変更し、7月スタートとさせていただきます。

開催要領

参加対象者

  • 企業の知的財産担当者、法務、経営企画、研究・開発部門の方
  • 研究機関や大学などの研究者・知財スタッフ
  • 弁理士・弁護士などの専門家

その他、知財に関わっておられる方、ご関心のある方はぜひご参加ください。

開催時間

18:15~20:15

(11/7更新) 第7回研究会終了後の懇親会を中止します。研究会は16:30から開始します。
第10回は開始時刻を早め、引き続き懇親会を行います。
【10回目のみ】研究会16:30~18:30 交流懇親会18:30~20:00

会場

★第7回を含むすべての回

大阪府工業協会研修室(サンマリオンNBFタワー4階)

所在地:大阪市中央区南本町2-6-12

(11/7) 第7回の開催場所を大阪工業大学 梅田キャンパスから大阪府工業協会研修室に変更します。

実施要領

  • 本研究会のプログラムは、大阪工業大学知的財産学部・大学院知的財産研究科と事務局(大阪府工業協会)が協調して編成しています。同大学の教授が毎回コーディネーターとして出席し、講演後の質疑応答・意見交換の際に講演者と参加者との橋渡し役を務めます。
  • 研究会は2時間とし、まずテーマに沿ったレクチャーを行い、そのあと質疑応答を含めたディスカッションを行います。
  • 年間を通して固定メンバー制(最初の参加登録者)で運営しますが、開催日にご都合がつかない場合は代理出席も可能です。
  • 開催の概ね3週間前に、日時、場所、テーマの確認メールを事務局からお送りします。返信として、出席・欠席・代理出席等のご回答とともに、そのテーマに対して期待する内容や特に関心のある点をお知らせください。
    講演者に伝え、極力参加者の要望に沿った内容となるように努めます。
    (参加申し込みの際、メールアドレスを必ずご記入ください。)
参加費・申込方法

参加費

1年間(全10回)の参加費として 77,000円(消費税10%を含む)
※交流懇親会2回分の参加費を含んでいます。
※欠席された場合の返金はいたしません。代理の方がご出席ください。
※5月20日以降に参加取り消しの場合は、参加費をご負担いただきますのでご了承ください。

申込方法

以下の参加申込書を事務局(大阪府工業協会)宛に、FAXにてお送りください。
折り返し、参加票および会場案内図、参加費請求書・振込用紙をお送りします。
※大阪府工業協会ホームページからもお申込みいただけます。
申込ページ(研究会・人材育成)

テーマと開催スケジュール
日時 内容
1 2020年
7月28日(水)
18:15~20:15

『デジタル新時代における日立の知的財産活動』

<講演者> 戸田 裕二 氏 〔(株)日立製作所 理事 知的財産本部長〕

(株)日立製作所知的財産本部では、特許や著作権、営業秘密など従来扱ってきた知的財産に加え、データを含む情報財にまで拡大して活動しています。第四次産業革命、Society 5.0といったデジタル新時代を迎え、同社の新たな知的財産活動についてご紹介いただきます。

※開催場所・時間が他の回と異なります。

2 2020年
8月25日(火)
18:15~20:15

『経営デザインシートで描く企業の未来』

<講演者> 強瀬 理一 氏 〔(株)きらぼし銀行 常務執行役員、元内閣府 知財のビジネス価値評価検討タスクフォース委員 〕

経営デザインシートは、知財をはじめとする自社の知的資産を把握し、新たな価値創造の戦略を構想するツールです。2018年に内閣府が提唱し、知的資産経営を進める企業のなかで活用が広がっています。その導入を支援する立場から活用法等をご紹介いただきます。

3 2020年
9月15日(火)
18:15~20:15

『AI関連技術の特許出願と審査基準』

<講演者> 山本 俊介 氏 〔特許庁 審査第四部 審査官〕

AI(人工知能)関連技術の特許出願が日本国内においても急増しています。特許庁から講演者を招き、AI関連の特許出願動向のほか、審査官は発明のどこに着目して発明該当性や進歩性を判断するのか、出願書類の記載要件や留意点は何か、についてご解説いただきます。

4 2020年
10月6日(火)
18:15~20:15

『商標・意匠を活用したブランディング戦略』

<講演者> 石川 克司 氏 〔特許業務法人 ユニアス国際特許事務所 弁理士〕

コモディティ化や価格低下のリスクを避けるための、商標・意匠による差別化について考察します。ブランド立ち上げ時の留意点や、ブランドとして認知されるネーミング、模倣されにくいネーミングについても事例を交えて解説していただきます。

5 2020年
10月20日(火)
18:15~20:15

『ヤマハの知財活動』

<講演者> 小杉 直弘 氏 〔ヤマハ㈱ 技術本部 知的財産部長〕

楽器・音響機器事業をグローバルに展開するヤマハ㈱は、グループをあげてブランド力の強化と新しい価値の創造に取り組んでいます。そのなかで、知財部門が事業部門や研究開発部門にどのように働きかけ、貢献しようとしているかについてご紹介いただきます。

6 2020年
11月17日(火)
18:15~20:15

『KDDIのオープンイノベーション』

<講演者> 川名 弘志 氏 〔KDDI㈱ 知的財産室長 弁理士〕

自社のみで新たな価値を創出することは難しく、多くの企業がオープンイノベーションにより活路を見出そうとしています。KDDI㈱ではベンチャーとの連携に注力しており、その共創をビジネスとして成功させるために、どのような知財活動を行っているのかをご紹介いただきます。

7 2020年
12月1日(火)
16:30~18:30

『旭化成グループにおけるIPランドスケープ活動』

<講演者> 中村 栄 氏 〔旭化成㈱ 知的財産部長 プリンシパルエキスパート〕

攻めと守りの戦略的な情報活用がテーマです。事業活動を優位に展開していくために知財情報の有効活用が求められています。そのなかで、最近話題のIPランドスケープ活動の社内での取り組み(導入・展開・定着)についてご紹介いただきます。

※開催時間が他の回と異なります。

(11/7更新) 開催場所は大阪府工業協会研修室となります。

8 2021年
1月19日(火)
18:15~20:15

『三位一体の知財活動を実現する組織づくり』

<講演者> 百瀬 隆 氏 〔百瀬知財・人材コンサルティング 代表、元 ㈱ダイセル 知的財産センター センター長〕

知財活動チームを母体として、事業部門、研究開発部門を巻き込んだ三位一体の知財活動の具体例を紹介。どの企業でも見られる、組織の壁などの阻害要因をどのように乗り越えてきたのか? ㈱ダイセルで取り組んでこられた実例をお話しいただきます。
9 2021年
2月16日(火)
18:15~20:15

『東洋炭素における知財マネジメント』

<講演者> 矢野 翔太郎 氏 〔東洋炭素㈱ グローバル開発本部 開発企画部 知的財産課 主務〕

東洋炭素㈱は、特殊黒鉛製品(等方性黒鉛)の工業化に初めて成功し、現在でも世界トップクラスのシェアを誇ります。知財業務が広範囲にわたる一方、知財課員は少数であり、限られたリソースでどのように工夫して知財管理を行っているのかをご紹介いただきます。

10 2021年
3月2日(火)
16:30~18:30

『数値限定発明の権利取得 ~その落とし穴と回避法~』

<講演者> 小寺 淳一 氏 〔特許業務法人 前田特許事務所 弁理士〕

発明を特定するための事項を、数値範囲により表現した「数値限定発明」は、単に数値範囲を特定するだけであるため、一見、明細書の記載が容易に思われがちですが、実は落とし穴が潜んでいます。発明を数値範囲で限定する場合の留意事項について解説していただきます。

(11/7更新) 開催時間が他の回と異なります。研究会終了後に懇親会を行います。

お願い:録音・撮影はご遠慮ください。

  • 講演者の所属・役職名は、この案内書を作成した時点でのものであり、開催日には変更となっている場合があります。
  • 講演内容は、その時点での最新情報を盛り込むため、一部内容の追加や変更が生じる場合があります。
お問い合わせ

【運営事務局】  公益社団法人 大阪府工業協会 事業部

〒541-0054 大阪市中央区南本町2丁目6-12 サンマリオンNBFタワー4階
TEL:06-6251-1138  FAX:06-6245-9926(申込書送信先)