カリキュラムについて

知的財産研究科-カリキュラム

昼夜開講について

知的財産関連科目については、社会人の方々の修学の利便性を考慮して、平日(月曜日~金曜日)の昼間の授業に加えて、同じ授業を夜間(18時30分~21時40分)にも開講しています。この夜間の授業は、通学に便利な梅田キャンパスで行われます。土曜日は、コア・デイとして、フルタイムの開講とします。

コア・デイとは?
授業の中核となる日という意味です。土曜日には必修科目や選択科目など知的財産に関する多数の授業が1時限(午前9時20分から)から5時限(午後6時10分まで)まで行われます。

メディア授業(遠隔授業)について

さまざまな事情でキャンパスに来ることができない一般社会人および外国人留学生のために、大半の授業科目についてメディア授業(遠隔授業)を提供しています。例えば、社会人学生の場合は、多忙な平日の授業科目については自宅で授業動画を視聴することで履修し、土曜日だけキャンパスに通学するといった柔軟な学修態勢が可能となります。また外国人留学生の場合は、初年度は日本で学び、次年度は本国からメディア授業で履修するといった国境を越えた学修態勢が可能となります。

時間割

講義開講場所

昼間 大宮キャンパス
夜間 梅田キャンパス

コア・デイである土曜日の講義は、大宮キャンパスで行われます。

カリキュラムの詳細

教育課程は、基幹法領域、イノベーション支援領域、グローバル領域、ビジネス領域の4つの主要領域に加えて、分野横断領域と研究領域の合計6つの領域から構成されています。

基幹法領域

知的財産法を中心に法律自体を学びます。「知的財産法基礎科目」では、知的財産法の基礎的事項を学びます。「知的財産法応用科目」は、知的財産法についてより高度な法律の理解を目指すものです。 「一般法律科目」は、民法や民事訴訟法などの基本的な法律を学ぶ科目です。

イノベーション支援領域

企業等における長期間の実践の機会を経なければ身につけられない知的財産の実務スキルを、座学と演習により短期間に身につけるための領域です。実務能力が特に重視される産業財産権4法分野を中心に、知的財産の保護と利用の二つの側面から実務知識を修得できるよう設計されています。「知的財産法実務科目」は、法律の実際の運用を学ぶ科目です。「知的財産保護実務科目」では、特許権の取得手続きの実務を学びます。「知的財産活用実務科目」では、知的財産に関する契約や侵害訴訟といった知的財産の利用の側面の実務を学びます。「情報検索科目」は情報の検索と分析について学びます。 「特定技術分野実務科目」、「技術系科目」は、各技術分野の典型的な特許文献などを使い、文系出身者でも特許関係の技術についての実践的理解が進むように工夫されています。

グローバル領域

知的財産の国際的側面に関する科目を集めた領域です。「知的財産関連条約科目」では、知的財産に関する重要な国際条約について学びます。「外国知的財産法科目」では、欧米のほか中国などのアジア諸国の知的財産法について学びます。「国際知的財産活用科目」では、国際的な知的財産契約や侵害訴訟といったグローバルな規模での知的財産の利用方法について学びます。 「語学系科目」は、知的財産や法律の知識とともに英語力を高めることを目指したものです。「国際研究科目」は英語による講義で知的財産を学ぶ科目です。

ビジネス領域

通常の業務では修得機会が限られている知的財産のビジネス利用に関する知識や能力を、短期間に修得するための機会を提供する領域です。 経営や事業戦略について広く学ぶ「知的資産経営科目」、知的財産マネジメントや価値評価について学ぶ「知的財産管理科目」、知的財産の契約について学ぶ「契約・交渉科目」、知的財産と技術標準の関係について学ぶ「技術標準科目」、ブランドやデザインに基づくビジネスについて学ぶ「ブランドデザイン科目」が用意されています。

分野横断領域

カリキュラムの主要4領域を横断的な視点で学ぶ領域です。

研究領域

調査・研究能力を身に付ける領域です。

履修プラン

本学では、学習者の多様なニーズに応えるために約60にも及ぶ科目選択肢を用意しています。したがって、必ず履修すべき必修科目は別として、選択科目については自分の将来像に応じた科目を自由に選択し、自分のニーズに合致した履修設計をすることができます。 他方、円滑な履修のためには、学習者のためのガイダンスを提供することも重要です。そこで、入学後には、入学者のそれまでの知財経験や将来目標に応じてきめ細かい履修指導が行われることになります。 学習者の経験や目標に応じて推奨される履修計画の方向性については、下記リンクを参照ください。