キャラクタービジネスの保護に関する知的財産戦略の研究

知財研究科修了生

近年のデジタル技術やインターネット、3Dプリンターなどの発達により、オリジナルのキャラクターが短期間のうちに無断使用や模倣がなされ、侵害商品が販売される事例が多発している。このため、キャラクタービジネスの迅速な保護手段の実現が望まれている。キャラクターやキャラクターグッズを著作権や商標権、意匠権などにより保護することは可能ではあるが、その権利保護や周知性や著名性の獲得に多大な時間がかかり、権利保護の実現スピード感と侵害拡散のスピード感に大きなギャップがある。本研究では、キャラクターの著作権的な保護の実現に向けて、ブロックチェーン技術などの新たなインターネット技術導入の必要性を述べ、あわせて企業として取り組むべき知的財産戦略について提言することを狙うものである。