抗原抗体分野における知的財産の流通性について

知的財産管理事例研究修了者

知的財産戦略大網などを通じて、企業活動における知的財産の重要性が認識されている。この中で、企業の未利用特許、大学の技術の移転等を目的に特許流通を目的とした技術移転促進法が1988年に採択された。この中の抗体抗原技術に対しては、企業では特許流通組織を通じて流通させるよりも、M&Aや自社にて様々な技術流通の為の契約を結ぶことが多い。大学TLOに対しては、抗体抗原分野の特許の流通を行う事は製品化の為の技術ではなく利用価値が低い、さらに、知的財産ポリシーが不足している現状から抗原抗体分野の特許流通は可能性が低いことが明らかとなった。