Cisco社にて
 サンフランシスコ/シリコンバレーでの知的財産インターンシップ・プログラムに,2016年10月17日から24日の日程で,知的財産学部の門林果穂さん,知的財産研究科の西形達宗さん,張麗さん,竹下颯汰さん,米丘琢也さんの5名が参加しました。このプログラムは,昨年度に引き続き知的財産学部・知的財産研究科の「国際PBL」として実施されたものです。
Tesla社にて
 米国には,今なお世界の産業を牽引する存在感ある企業が多く,その強みは「ベンチャー」であると言われています。米国シリコンバレーは,「起業(ベンチャー)の聖地」として日本起業家も多く進出しており,サンフランシスコを中心とするその地域における知的財産の実務は,これらのベンチャー企業を滋養する重要な基盤ともいえます。本インターンシップ・プログラムでは,そのようなシリコンバレーの知財最先端をいく企業であるテスラ社,グーグル社,シスコ社,ユニファイド・パテントを訪問し,各社の知財業務や知的財産戦略などについてヒアリングをして学んできました。また,私立名門大学の一つ,サンタクララ大学ロースクールの教授による講義を受けるとともに,米国特許・法律事務所で最大手のモリソン・フォスター法律事務所を訪問し,知的財産訴訟や新しい米国特許制度について学びました。
米国にて
米国にて
 全部英語で行われるレクチャーやヒアリング調査は緊張の連続でしたが,知的財産活動の現場を見ることができて,とても充実したプログラムとなりました。本学のプログラムでしか経験することができない,貴重な体験になったことと思います。米国特許改正法を活用した新たなパテントトロール対策や,テスラ社での革新的な知的財産戦略など,現地でないと聞けない実践的な現状も知ることができました。ベンチャー企業の聖地で,知的財産と英語の重要性を肌で感じたことと思います。