2015年度から知的財産学部・知的財産研究科の「国際PBL」として実施している知的財産インターンシップ・プログラムに学部生4名と大学院生1名が参加しました。
 今年度は2018年11月6日~15日の10日間、シカゴ、フィラデルフィア、ニューヨーク、サンノゼの企業や事務所を訪問しました。

Google本社にて
訪問先の企業でレクチャーを受ける様子
訪問先の弁護士事務所でレクチャーを受ける様子
 今回訪問した弁護士事務所の「Akerman LLP」や「Stanzione & Associates」、「PLLC Patent Laws and Prosecutio」では、知的財産制度の概論や侵害対応、AIA改正、米国特許法101条をめぐる判決や審査基準など、特許法を中心とした米国独自の知的財産制度についてご講義いただきました。
 また、知的財産を企業戦略に活用し、世界有数の企業へと上り詰めたGoogle社やNBC放送、ユニバーサルピクチャーズなどを傘下に収めるCOMCAST社の知財部門では、法学とは異なった観点から知財戦略、知財の世界で必要なスキル、経営やビジネスについて話しを伺いました。
 最終日には、サンタクララ大学で行われた「CIPSC2018(知財戦略会議)」に参加し、米国特許庁長官、サンタクララ大学教授、Facebook、Tesla、Uber、HPの知財担当役員をはじめとするグローバルな知財活動の第一線で活躍されている専門家の発表を聴講し、米国特許法の改正、主要な判決、知財戦略などに関する最新の動きを学びました。
米国にて
CIPSC2018にて 米国特許庁長官と
 プログラムはすべて英語で行われ、言語の壁が立ちふさがることも多くありましたが、日本を飛び出し世界の知的財産について肌で感じることができ、非常に充実したプログラムでした。
 参加学生は、グローバル化が進む現代で国際的に活躍する人材になるためのさまざまな知識や語学力の必要性を感じたようで、「もっと学びを深め、これからの学生生活をより有意義に積極的なものにしていきたい」と意欲的でした。