ネットワークデザイン学科
- トップページ
- ネットワークデザイン学科
TOPICS
通信方式研究室卒業生と在学生が大規模競技会の運営で活躍
ネットワークデザイン学科
セキュリティや
コミュニケーションソフトウェアに強い
情報のスペシャリストを育成します。
スマートフォンやネットショッピングなど、
私たちの生活に欠かせなくなった、ネットワーク・通信技術。
ネットワークデザイン学科では、
あらゆる分野・産業のライフラインとなる
情報技術を基礎から学び、充実した演習を通して
現代社会を支えるための“活きた技術”が身につきます。
セキュリティやコミュニケーションソフトウェアの学びでは実践が大切です。プログラミングできるLEGOブロックのロボットを自律走行させたり、Webサイトの制作やサイバー攻撃の対策など、多彩な演習で実力を高めます。
しっかり身につく学びのステップ
-
Step1
入学後すぐ、コンピュータの使い方やプログラムに慣れる演習が始まります。先生とサポーターの上級生がちょっとした疑問にもすぐに答えてくれ、ぐんぐん力が付きます。
-
Step2
2年生からは専門性を高めます。情報システムを安全・安心に使うためのネットワーク技術やセキュリティ技術を学びます。メッセージをやり取りするコミュニケーションソフトウェア技術や、Web・クラウド技術を身につけます。
-
Step3
3年生になると研究室に所属します。セキュリティや情報ネットワーク、人工知能や画像処理などが専門の先生の研究室で最先端技術を学び、4年生の卒業研究に進みます。
スキルアップに繋がる!
授業での学びをすぐ実践できる!
「やってみよう」の気持ちを最も大切に、
イベント参加や卒業研究の学会発表を推進しています。
教員・先輩・同期や後輩たちと一緒に、無限の可能性にチャレンジできます。
-
セキュリティ勉強会
一流企業や国の機関と連携したネットワーク・セキュリティの実践的な勉強会を開催しています。
-
プロジェクト
企業のエンジニアも参加する5分間トーク大会や、様々な学外のアイデアコンテストにも学生チームが参加しています。
-
研究発表
卒業研究発表だけでなく学会発表も盛んで、社会人に欠かせないプレゼン能力を培います。国際学会で英語プレゼンに挑戦する先輩も少なくありません。
ネットワークデザイン学科の研究室探訪
-
研究室の日常や取り組んでいる研究について学生がレポートします。
More
-
通信方式研究室卒業生と在学生が大規模競技会の運営で活躍
サーバーやネットワーク技術の知識・スキルを競う国内最大の競技会に「ICTトラブルシューティングコンテスト(ICTSC)」があります。全国の有名大学などから数十チームが参戦、予選を経て仕組まれたトラブルの発見と解決の腕を競います。15年以上の歴史があり、著名企業がスポンサーとして名前を連ねることでも有名です。
2024年3月16日に開かれた大会では、通信方式研究室の卒業生や現役学生が主催者として大活躍しました。嶋 勝也さん(実行委員長・2018年3月卒業)、吉川 尚希さん(実行委員・2018年3月卒業)、久保 京介さん(実行委員・2020年3月院修了)、東畑 和真さん(実行委員・2023年3月院修了)、高貝 悠一さん(運営委員・2025年3月卒業予定)など、多彩な顔ぶれが揃いました。
学生時代に課外活動で培った経験を活かして、卒業後に大規模イベントで活躍する卒業生が通信方式研究室から続々と誕生しています。在学生も数年後には業界で活躍するエキスパートに成長するでしょう。
ICTSCについて詳しくはこちらをご覧ください。 -
通信方式研究室のゼミ生が電気学会で発表
通信方式研究室に所属する渡邉創大さんが、著名な学会のひとつである電気学会の全国大会で発表を行いました。生成AIや大規模SNSサービスで求められる大型データセンターの設計手法に関する発表です。渡邉さんは卒業研究に着手する前の3年次生ながら、データセンターネットワークの模擬環境をパソコン上で容易に再現する手法について提案を行いました。会場では多数の質問が寄せられ、今後の研究進捗に役立つ示唆をいただきました。
渡邉創大・山内雪路、Containerlabを用いた仮想ネットワーク検証環境の構築におけるLLDPを用いた定義ファイルの生成、令和6年電気学会全国大会、3-032、2024年3月16日 -
梅田キャンパスでLT大会を開催しました
2024年3月13日(水)に、梅田キャンパスにおいて学生が企画・運営するLT大会を開催しました。ネットワークデザイン学科学生の長谷川さん、金丸さんが運営を担当されました。LTとはライトニング・トークの略で、5分程度の短い時間で、開発事例や考察したことなどの各々が興味を持っている内容を次々と発表していくイベントです。
本学学生から6件、学外の社会人の方から5件の発表をしていただきました。社会人の方からは、企業での開発、エンジニアとしての起業、社会人になってから学んだこと、など様々な分野の内容をお話ししていただきました。学生からは、初の海外発表でのトラブル、暗号方式、JANOGへの参加、部活の運営など面白くもあり、ためになることもありの内容でした。参加者は学生11名、社会人7名、教員5名で、発表後には社会人の方と学生の交流を行うことができ、大盛況でした。 今回のLT大会の題目等はこちらで確認できます。 -
画像情報処理研究室の学部生が研究発表
画像情報処理研究室の4年生3名が2024年電子情報通信学会総合大会にて研究成果の口頭発表をしました。
高野菜々さんは「医用画像における病変領域のアノテーション付与支援と可視化」の題目で高解像度の医用画像を用いた病変領域診断に利用される深層学習のためのアノテーションを容易に付与する手法および病変領域をわかりやすく提示する手法を提案しました。
竹内聡一さんは「保健師のための遠隔型災害看護教材の開発 〜 没入型VR仮設住宅環境 〜」の題目でメタバース空間上にリアルな仮設住宅と看護教員が演じる被災者アバターおよび学習者としての保健師アバターを構築し、仮設住宅を戸別訪問して被災者の状況に対する的確な臨床判断を行う保健師のための教材として有効に活用可能なシステムを提案しました。
南田優輝さんは「自律移動ロボットによる把持のための物体重心の推定」の題目で中之島ロボットチャレンジで設定されているゴミ収集タスクへの応用を目的としたRGB-Dカメラ(カラー画像だけでなく距離情報も獲得できるカメラ)を用いた精度のよい物体位置推定手法を提案しました。
いずれの発表においても活発な議論がなされ、今後の研究活動に有益な経験となりました。
高野 菜々, 西口 敏司, 豊浦 正広, “医用画像における病変領域のアノテーション付与支援と可視化,” 2024年電子情報通信学会総合大会, D-16-02, 2024年3月
竹内 聡一, 奥田 光, 西口 敏司, 水谷 泰治, 橋本 渉, 亀井 縁, 松下 由美子, “保健師のための遠隔型災害看護教材の開発 〜 没入型VR仮設住宅環境 〜,” 2024年電子情報通信学会総合大会, H-3-06, 2024年3月
南田 優輝, 西口 敏司, “自律移動ロボットによる把持のための物体重心の推定,” 2024年電子情報通信学会総合大会, D-12B-15, 2024年3月 -
サイバーヒューマンシステム研究室の大学院生がインドネシアハサヌディン大学へ留学
サイバーヒューマンシステム研究室 修士1年 中島颯太さんが、2023年12月から約2ヶ月間、本学と学術協定関係にあるインドネシアの国立大学であるハサヌディン大学に留学しました。この留学では、情報科学技術を水耕栽培システムに応用し、IoT(モノのインターネット)技術と機械学習を組み合わせたセンサーシステムの開発とデータ分析に焦点を当てた研究に取り組みました。中島さんは、現地の学生2人と共にチームを組み、英語でのコミュニケーションやミーティングを通じて、国際的な研究環境でのコラボレーションを経験しました。
留学中、中島さんは、文化の違いを深く理解し、東南アジアの便利なアプリを活用して日常生活を送るなど、現地での生活にも早く馴染みました。休日には学生たちと映画鑑賞やショッピングに出かけることで国際的な友情を深め、異文化交流を体験しました。この貴重な海外留学は、中島さんにとって、技術的スキルの向上だけでなく、異文化理解と国際的な視野を広げる絶好の機会となりました。 -
インテリジェントメディア通信研究室の大学院生が国際学会で発表
大学院修士1年の古川龍君が、マレーシアで開催された第27回先進画像技術ワークショップ IWAIT 2024 で研究成果を発表しました(2024年1月7日)。古川君の研究は人工知能に対するセキュリティ技術で、人工知能の心臓部にあたる深層学習器の知的財産権に関するものです。これまでの研究では、最初の深層学習器を開発した人と、それを元に第2世代の派生版を開発した人の著作権者情報を示すものでした。今回の発表では、それを第3世代、第4世代にまで拡張するための新たな手法を提案しました。
発表に向けて、学内の語学教育センターを活用し、毎週外国人の先生と英語のレッスンを重ねたことで、本番でも壇上から講演するオーラルセッションで堂々と発表することができました。
Ryu Furukawa and Shigeyuki Sakazawa, "Proposal of Weight Grouping Method for Generation Management of Watermarks for White-box DNN Models", Proc. IWAIT 2024, Paper 45, 2024. -
サイバーヒューマンシステム研究室の大学院生が国際会議で発表
大学院修士1年 森井満優子さんが、2023年12月30-31日にアラブ首長国連邦 ドバイで開催された国際会議 Fourth International Conference on Electrical, Communication and Computer Engineeringにオンラインで参加し、「Design and Implementation of Hydroponic Cultivation Kit with IoT for Edible Flowers」を発表しました。この会議は、電気工学、通信技術、およびコンピュータ工学の分野における最新研究を共有するための会議であり、世界中から研究者、技術者、学者が集います。
現在、森井さんはIoT(モノのインターネット)技術を用いたエディブルフラワー(食用花)栽培キットに関する研究を行っており、今回はその成果を発表するものです。誰でもエディブルフラワーを簡単に育てられるようにするため、今後も研究開発を進めていきます。 -
第3回 チーム対抗ドローン体験イベントを開催
サイバーヒューマンシステム研究室4年 小嶋一輝さんが率いるチームは、ミズノ株式会社と株式会社ファーストパーソンの共催により、ミズノスポーツプラザ神戸和田岬(神戸市兵庫区)で小学生を対象とした「チーム対抗ドローン体験」イベントを成功裏に開催しました。このイベントは2021年度から始まり、今年で3回目を迎えます。
本イベントは、小学生にドローンと情報科学技術への関心を深めてもらうことを目的としています。エデュケーションとエンターテインメントを組み合わせた「エデュテインメント」形式で行われ、子供たちはドローンを使って学びながら楽しむことができます。今年は内容を一新し、学生たちがオリジナルで再開発した新たなドローンエデュテインメントを提供しました。
参加した小学生は、上下左右に動く様々な図柄の操作用ARマーカーを用いてドローンを操縦します。操作用ARマーカーをパソコンで読み取ると、ドローンはそれに従って動き出します。どの操作用ARマーカーがどの動作をするかは知らされていないので、動かしながら解読していく必要があります。また、壁に貼られた専用ARマーカーをドローンのカメラが読み取ることで得点が得られます。このエデュテインメントを通して、小学生は分からないものを解読する力やチームワーク力などを養うことができます。
このエデュテインメントは、ルール策定からドローンのプログラム開発、小物の作成に至るまで、全てを学生たちがオリジナルで手掛けました。実際に体験してもらうことで見つかった次の課題や新しいアイデアは、今後の品質向上に役立つ貴重なフィードバックとなります。 -
摂南大学農学部食品栄養学科と連携して第41回枚方市農業まつりへ出展
サイバーヒューマンシ1ステム研究室 大学院修士1年 森井満優子さんを中心とするエディブルフラワープロジェクトチームは、摂南大学農学部食品栄養学科の学生の皆さんと協力し、2023年12月2日(土)に大阪府枚方市ニッペパーク岡東中央で開催された「第41回枚方市農業まつり」に2年連続で出展しました。このプロジェクトでは、IoT(モノのインターネット)技術を活用したエディブルフラワー(食用花)栽培キットの開発を進めており、今回、その進捗状況を展示しました。また、摂南大学農学部食品栄養学科の学生の皆さんが考案したエディブルフラワーを使ったレシピ本とブラウニーを来場者に配布し、情報科学技術と農と食の新しい魅力を伝えました。
この取り組みは、枚方市農業振興課様やJA北河内様をはじめとする多くの支援者のご協力により実現しました。心からの感謝を申し上げます。今後も、実社会との連携を深め、社会展開につながっていく実践的な活動を継続していきます。 -
「ワタリガニ養殖のスマート水産に取り組む学生の成長ストーリー」がYouTubeに掲載されました
サイバーヒューマンシステム研究室 大学院修士1年の中島颯太さんが取り組んでいるワタリガニ養殖のスマート化プロジェクトがYouTubeビデオになりました。中島さんは情報科学技術を机上のものではなく、実世界(現実世界)に適用して養殖現場で役立つ技術を開発しています。これまで人手で行っていた水質管理やカニの状態の観察などの作業をカメラやセンサーから得たデータ分析により自動化することで、大幅な省力化を目指しています。この取り組みは国内だけでなく、海外で養殖に取り組む企業・大学とも連携して、国際的な活動となっています。
-
インテリジェントメディア通信研究室の大学院生が国際学会で発表
大学院修士1年の古川龍君が、IEEE(米国電気電子学会)主催の国際会議で研究成果を発表しました。古川君の研究は人工知能に対するセキュリティ技術に関するものです。人工知能の心臓部にあたる深層学習器に対して、誰が開発したのかを示す情報を埋め込む研究において、世代管理の手法を提案しました。これにより、最初の深層学習器に手を加えた派生版を開発した人も「著作者」として示すことが可能となり、深層学習器の合法的な二次利用を促進する基盤技術となります。
Ryu Furukawa and Shigeyuki Sakazawa, "Generation Management of White-Box DNN Model Watermarking", Proc. IEEE GCCE2023, pp.803-804, 2023. -
夏期休暇中にネットワークデザイン学科主催のSIer・セキュリティ講座を2種類開催しました
2022年度に引き続き、2023年9月5日に、「SIer お仕事編セミナー」を開催しました。SIer (エスアイヤー: お客様の業務を把握・分析し、課題解決のための提案、情報システム設計、開発、運用・保守を行う企業)における代表的な仕事であるセキュリティオペレーションセンター、ネットワーク技術者、ファシリティ関連(電源ケーブルやネットワークケーブルの配線、サーバコンピュータを冷却する空気の流れ等の計画・制御)の業務内容について、現役の企業のネットワーク・セキュリティエンジニアがオンラインで90分程度の講義を行いました。SIerの仕事に興味のある学生17名が参加しました。
2023年9月12日〜14日には、脆弱性(情報セキュリティ上の欠陥のこと)を持つWebサーバにアクセスし、実習形式でWebサイト等の情報セキュリティについて3日間連続で16名が学習しました。
実習形式の講座では、「授業で学習して知識としては知っていたが、実際にWebサイトへの攻撃を行って、攻撃手法や防御対策について深く理解できた。」等の声が聞かれ、セキュリティに対するより深い技術を習得できたようです。
ネットワークデザイン学科では、このような課外講座を今後も毎年開催していきたいと考えています。 -
夏期休暇中に奈良県川上村でフィールドワークを行いました
ネットワークデザイン学科通信方式研究室では、奈良県川上村で桜ライブキャストやフリーWiFiサービスなど、地域連携の事業を数多く手掛けて多くの方々に利用いただいています。今回は夏休みを利用してゼミ生が現地機材の手入れを行うフィールドワークを実施しました。バッテリー交換や屋外センサーの清掃などが中心ですが、中には地域住民の方々の人命を守るシステムの更新もあり、ゼミ生は緊張感をもって作業を進めました。防犯に関わるシステムのアドバイスなども行い、情報インフラの学問を学ぶ学科メンバーとして責任ある姿勢で地域連携先に貢献できたと考えています。
-
「学生と教員で共創する生成AI活用ワークショップ」を開催しました
2023年7月5日、ネットワークデザイン学科において「学生と教員で共創する生成AI活用ワークショップ」を開催しました。学生23人と教員9人が参加し、ChatGPTのような生成AIをどのように教育・研究活動に活かすかについて議論しました。
最初に教員4人と学生3名が、授業や普段の生活での生成AIの活用事例や懸念点等を発表しました。次に、学生と教員からなるグループに分かれ、各グループで「生成AIの大学教育での使用に対する是非とその理由、大学教育において成長につながる使用方法」についてディスカッションを行いました。ディスカッションでは、使用に対しては概ね賛成であるが、自分の成長にどのように繋げていくかについて多くの意見が交わされました。
生成AIが急速に進化する中で、学生にとって良い学びをどのように創るか、これは学生と教員が連携して一緒に考えていく重要な課題です。このワークショップは、生成AIという新しい技術を活用しながら、自分たちの学びをより深く、より楽しくするための一歩となりました。 -
第18回情報危機管理コンテスト 決勝戦進出
「情報危機管理コンテスト」はセキュリティ技術を競うコンテストです。「サイバー犯罪に関するシンポジウム」に併設され、多くの省庁、学会や企業等が後援・協賛しています。今般、情報セキュリティ研究室 修士1年の猪飼人大君と田口涼将君、学部4年の橋本優亜斗君、柚木翔太君がチームを組んで参加しました。一次予選では、セキュリティコンサルタントとなって、セキュリティインシデントの分析や対応をレポートとしてまとめました。二次予選と決勝戦では、ネットワーク環境下で、現実的なインシデントが次々に発生し、これに臨機応変に対応するトラブルシューティング技術を競いました。
今年は24チームが参加し、一次予選、二次予選を通過した5チームが、決勝戦開催地の白浜に招待されました。情報科学部からの参加は3回目で、今年は初の決勝戦進出でした。決勝戦の進め方や対応の経験やノウハウがなく、戸惑うこともありましたが、準備を重ねて善戦しました。コンテスト決勝戦に参加した他大学の学生や、シンポジウム参加者との交流は貴重な経験になりました。
第18回情報危機管理コンテストの詳細はこちらをご覧ください。