プログラミングについて

情報科学部では、様々なプログラミング言語や開発ツールを学び、実践に生かしています。その中からいくつかピックアップして紹介しましょう。

プログラミング言語

情報科学部では、実践的な教育の一環として、プログラミング教育に力を入れています。世の中には様々なプログラミング言語がありますが、その中でも代表的、かつ、社会でも幅広く利用されている言語を選択して、基礎から応用まで4年間かけて様々な科目を通してしっかりと教育します。初心者でも心配なく基礎から学ぶことができ、高度な応用教育も行っているので、すでにプログラミング経験がある学生にも満足できる内容となっています。情報科学部の5学科で共通した方針で進めているので、どの学科に入学してもプログラミングを学ぶことができます。

C言語

C言語はプログラミングの学習において基本的な言語であり,古くから使われており、今も社会的なニーズが高い言語です。情報科学部では、各学科での入門編の科目でプログラミングの基本的な考え方を学び、5学科共通の演習科目「C演習I」「C演習II」でプログラミング言語の書法だけでなく、様々な問題を解くための考え方まで学びます。

Java

Javaもまた、求人数が多く社会的ニーズが高い言語です。C言語にはないオブジェクト指向のプログラミングの考え方を学ぶことができます。グラフィカルユーザインタフェースを持つ、いわゆるアプリケーションを開発するスキルを身に付けられる教育内容になっています。これも5学科共通の演習科目「Java演習」で基礎から応用まで教育しています。

Python

Pythonは人工知能などで注目を集めている言語で、C言語やJavaを学んだことを元にステップアップして教育しているので、スムーズに理解することができます。それぞれの学科における特色ある演習科目やPBL(課題解決型学習)に取り組むことで、リアルな問題設定の下でPythonを活用する実習となり、実践的な学びを得ることができます。

開発ツール

実際に各種システムを開発する上では、プログラミング言語を使った開発だけではなく、様々な開発ツールを効率的に利用することが必要です。情報科学部では、主に演習科目で開発ツールの利用方法を学び、実際にシステム開発に利用しています。
利用している開発ツールの例:




  • スマートフォン向けアプリケーションの開発
  • Android Studio
  • 3次元コンピュータグラフィックス、3Dゲーム、動画編集
  • Unity
    Blender
    Filmora
  • CGキャラクタ、対話エージェント作成
  • MikuMikuDance
    MMDAgent
  • コンピュータ音楽制作
  • Cakewalk by BandLab
  • 人工知能プログラミング
  • PyTorch
    Keras
    TensorFlow
  • ロボット、IoT機器のプログラミング
  • LEGO Mindstorm
    MESH

プログラミングの実践的活用例

情報科学部では、学生が大学で培ったプログラミング技術をさまざまな場面で実践的に活用しています。学生が活躍している場面を紹介しましょう。

ひらかたアイデアソン・ハッカソンプロジェクト(通称Hirathon)

Hirathonは、枚方市の企業・行政・地域コミュニティが抱えている課題について、各組織と学生が力を合わせて解決することを目的した学生プロジェクトです。ここでは、大都市での災害時における避難誘導や感染症対策(三密回避)のための研究開発を行っており、参加学生は身につけたプログラミング技術を駆使して、人流センシング技術やシミュレーション技術をパソコンやスマートフォンに実装し、膨大なデータの取得や処理に役立てています。

国際PBL

情報科学部では、毎年タイのタマサート大学シリントーン国際工学部と連携し、タイの学生と日本人学生がチームを組み、ロボット競技や画像処理アプリ開発コンテストに取り組むPBL(Project Based Learning)を実施しています。ここでは、学生が授業や演習で培ったプログラミング技術を活用して、ロボットの自動操縦や物体認識を実装した画像処理アプリを開発しています。プログラミングという共通言語を通じた濃密な国際交流など、他ではなかなか経験できない学びがあります。
その他、各研究室では卒業研究等に利用しています。詳しくは各学科のページをチェックしてみましょう。