枚方八景

樟葉宮跡の杜


 6世紀の初め、継体天皇が即位されたと伝えられている。樟葉宮跡は今は交野天神のあたりだといわれています。森のそばまで住宅地化していますが、参道の入り口にたたずむと森の奥から、すがすがしい風が流れきます。細やかな砂利敷きの参道を進むと、一間杜流造りで市内最古の木造社殿に出ます。耳を澄ますと、小鳥たちのさえずりが、あたかも遠い昔を語り合うように聞こえます。
 社殿の右をさらに奥へ行くと、貴船社への参道にでます。すぐ右に自然石の幾つかを横にならべた20数階の石段があり、継体天皇即位当時の姿をそのままいまに伝えているのだといわれます。また、桓武天皇が祭典の儀式を行った郊祀壇があったのも、このあたりだといいます。そうした聖域だけに、大昔から原生林の姿を残し、古木の倒れてそのままに朽ちるのもあり、かすかなこもれびは訪ねる人を遠く古代に誘い込みます。
 鏡池はここからわずか数分のところにあります。古来観月の名所であり、鷹狩りのあと鷹の姿をこの池水に映すのが慣しだ ったといいます。

<楠葉丘2丁目。樟葉駅から男山車庫行きバスに乗り、長沢下車、交野天神社境内>

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