−過去の卒業研究−


 卒業研究のテーマは、次の3種類に大別される。 @生産計画・管理 A在庫・配送管理 Bパーソナルな情報システム
 各自で仮説を立ててそれを実際に確かめることを基本的な方針としている。

 キーワード:ロット生産 スケジューリング MRP 在庫管理 マルチメディア Webページの作成と運用 OR SLAM シミュレーション





<2018年度>

テーマ:顧客の密集度を考慮した局所クラスタリング組織化法による配送経路問題の解法
概 要: 本論文では、局所クラスタリング組織化法による配送経路問題の解法に対し、顧客の密集度を考慮したアルゴリズムを提案した。局所クラスタリング組織化法では、顧客にばらつきのある問題に対しては良好な解を得ていた。しかし顧客がある複数の地点に密集し、顧客群として存在する問題では、離れた顧客群への配送経路を算出する場合が発生し、ベンチマークの平均値は良好ではなかった。そこで提案アルゴリズムでは、顧客の密集度を考慮し、局所クラスタリング組織化法を適用する前に、顧客群の配送経路を求めることで平均値を向上した。そして、ベンチマークテストにより提案アルゴリズムの有効性を実証した。



テーマ:ダミーデータを付加した学習によるニューラルネットワークの汎化能力と精度の向上
概 要: ニューラルネットワークは生物の神経回路網を模倣し、脳の情報処理を人工的に実現する機械学習モデルである。ニューラルネットワークの学習では、過学習の影響で学習結果の汎化能力が乏しくなる場合がある。そこで本研究では学習データにダミーデータを付加する手法を提案した。ダミーデータを付加した学習データと、ダミーデータを付加していない学習データの両方でニューラルネットワークの学習を行った。そして学習結果を用いて数字識別システムを構築した。数字識別システムでダミーデータの有無による汎化能力と識別精度の比較実験を通じて、提案手法の有効性を明らかにした。



テーマ:マンダラートとKJ法を組み合わせた初心者向けの発想法
概 要: 発想法はアイデアを創り出すための方策である。代表的な発想法であるKJ法は、一般的にブレインストーミングと組み合わせて用いられるが、初心者は主観をうまく表すことが難しい等の問題がある。そこで本論文では、KJ法にマンダラートを組み合わせた手法を提案している。マンダラートを採用することで、ブレインストーミングで発生するいくつかの問題を解消できる。またKJ法は初心者がうまく実行することが難しいため、初心者向けに改善したマニュアルを作成した。マニュアルを使った試行後、ワーク中の様子と成果物、アンケートからこれらの効果を明らかにした。



テーマ:タブーサーチによる最適化を組み込んだ時間割編成システムの開発
概 要: 本研究では、大阪工業大学情報科学部を対象としてタブーサーチを組み込んだ時間割編成システムを開発した。このシステムは、タブーサーチを用いた時間割編成と手作業での調整によって、理想の時間割を作成する。手作業での時間割編成を支援する機能として、ドラッグ&ドロップで授業を入れ替える機能や変更した時間割をExcelファイルで保存する機能など8つの機能を実装した。また、タブーサーチにおける探索の効率を高める手法を開発した。最後に、他の手法と比較実験をした。その結果から提案手法の有効性と本システムの実用性を明らかにした。




<2017年度>

テーマ:パラメータ調整機能を有する遺伝的アルゴリズムによる2次元ストリップパッキング問題の解法
概 要: 本論文は、遺伝的アルゴリズムを用いた2次元ストリップパッキング問題の解法について検討したものである。一般的に遺伝的アルゴリズムでは、交叉率と突然変異率を予め設定するが、その値によって収束速度が変化するという性質がある。そこで、提案アルゴリズムでは世代毎の遺伝的操作において、交叉率と突然変異率を調整する機能と、一定世代ごとに突然変異率を急激に変化させる大変異を追加し、解の探索能力の向上を図った。そして、遺伝的アルゴリズムの中にストリップパッキング問題の代表的な解法であるBLF法を組み込んだ。そして、ベンチマーク問題を使用した数値実験を通して本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:近傍探索と粒子群最適化によるジョブ・ショップ・スケジューリング
概 要: 本論文は、粒子群最適化を用いたジョブ・ショップ・スケジューリング問題の解法について検討したものである。粒子群最適化では位置と速度を持つ粒子が多次元空間を移動することで解の探索を行う。そのため、組み合わせ最適化問題であるジョブ・ショップ・スケジューリング問題に適用することは困難である。そこで、スケジュールを数列で表現し最良解である粒子の数列に少しずつ近づけていく手法を開発した。また近傍探索を取り入れることで、より良質な解を求められるようにした。さらにベンチマーク問題を使用して数値実験を行うことで提案したアルゴリズムの有効性を検証した。

テーマ:バンディットアルゴリズムとタブーサーチによるジョブ・ショップ・スケジューリング問題の解法
概 要: 本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題におけるタブーサーチの探索能力向上について検討したものである。タブーサーチにバンディットアルゴリズムを適用することによって、近傍解の作成法を自動選択させ性能の向上を目指した。ここでは、解の更新回数と近傍解を選択した数を利用してUCB値を計算する。この値により、問題に有効な近傍解の作成法を柔軟に選択させている。最後に数値実験を行い、他のアルゴリズムと比較することで本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:メタヒューリスティクスを組み込んだ時間割編成システムの開発
概 要: 本研究では、現在の時間割の改善を目的とした時間割編成システムを開発した。学生視点と教員視点からなる評価尺度を用いて時間割を編成する。人の手で時間割を編成することは、大学ごとに時間割に関する条件が異なり、授業科目が多いことから煩雑な作業となる。そこで、メタヒューリスティクスによってある程度良質な時間割を作成し、人の手で最終調整する。さらに、大阪工業大学情報科学部の2017年度の時間割を対象として、本システムにおいて時間割を作成し評価した。




<2016年度>

テーマ:人工ハチによるエージェントシミュレーションを用いたクラスタリング手法に関する研究
概 要: 本研究は、人工ハチを用いたエージェントシミュレーションに基づくクラスタリング手法(Flower Pollination by Artificial Bees ; FPAB)の高速化について検討したものである。FPABでは、ハチと呼ばれる一つの記憶容量を持った単純なエージェントが存在する。本研究では、ハチの記憶容量を拡張して三つの情報を追加した。これらの情報を用いることで自然淘汰と呼ばれる過程において不必要な探索の削減を試みた。そして、二種類のデータセットを用いた数値実験の結果、提案手法は従来手法と比べCPU時間を33%程度短縮した。

テーマ:GAによる公平性を考慮したナーススケジューリングに関する研究
概 要: 本研究は、遺伝的アルゴリズムを用いたナーススケジューリング問題の解法について検討したものである。看護師の勤務負担の公平性を考慮した勤務表を作成した。遺伝的アルゴリズムにおいて、初期個体や遺伝的操作により生成された個体は制約条件を満たさないことがほとんどである。そこで、遺伝的操作後の個体が制約条件である必要人数を満たすように入れ替える。さらに、評価項目を向上させるために禁則スケジュールの探索と、これを改善する処理を組み込むことによりGAの探索の効率化を図った。

テーマ:二種類のフェロモンを用いたアントコロニー最適化手法に関する研究
概 要: 本論文は、粒子群最適化を用いた共同発注点の決定法について検討したものである。本研究では、初期解の生成方法、各粒子における最良位置の探索方法、粒子速度の更新方法に特徴を持つアルゴリズムを提案した。さらに、他のメタヒューリスティクスと比較を行うために、遺伝的アルゴリズムと比較を行った。数値実験をした結果、商品数が少ない場合においては、提案アルゴリズムが遺伝的アルゴリズムよりも優れていることが明らかになった。また、共同補充を行うことで、総費用が軽減できることを明らかにした。

テーマ:遺伝的アルゴリズムによる多目的生産スケジューリングに関する研究
概 要: 本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、遺伝的アルゴリズムによる総経過時間と納期遅延和の最小化について検討したものである。ここで、納期遅延和を短縮するために、予測納期遅れ最小化法を提案した。そして遊休時間を短縮する手法が組み込まれた遺伝的アルゴリズムに提案手法を組み込んだ。さらに数値実験を通じて、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:コンピュータ・リテラシー教育における学習強化に関する研究
概 要: 本研究では、コンピュータ・リテラシー教育における学習強化に関するテーマに取り組んだ。文章校閲方法と個人情報露出の危険性に対する認知を加えることで学習の強化を目指した。紙媒体とディスプレイ越しでの文章校閲では、どちらが優れているかを明らかにした。また、文書内の個人情報の漏洩値を用いた危険度評価法を提案した。校閲媒体の的確な選択を提案することと、情報露出の危険度を定量的に自覚させることは、コンピュータ・リテラシーを強化し学習への貢献を期待できる。

テーマ:3Dプリンタにおける造形物の設計法
概 要: 本研究は、3Dプリンタにおける設計法を論じたものである。造形物の作製においては、一回あたりの費用が多くかかってしまうことが問題となる。また、複雑なものを作製する際には、綺麗に造形することが難しいということも問題である。そこで、造形物内の空洞と耐久性の関係を検証し、費用の低減を図った。また、細かい造形物を作製する手法を提案した。上記の成果より、3Dプリンタにおける作製物の質が上がり、費用の低減もできることが期待できる。




<2015年度>

テーマ:遺伝的アルゴリズムによるナーススケジューリング問題の解法
概 要: 本研究は、遺伝的アルゴリズムを用いたナーススケジューリング問題の解法について検討したものである。一般的な遺伝的アルゴリズムでは、初期個体や遺伝的操作によって生成される染色体のほとんどが制約条件を満たさないことが問題である。ここでは、染色体が制約条件を満たすように遺伝子を入れ替える処理を行い、解の探索の効率化を図った。さらに、評価値の高い初期個体生成法と各看護師の勤務可能時間帯で染色体内を分けて交叉をする手法を取り入れた。そして、数値実験を通じて初期個体の生成法と交叉手法を検証し、これらの手法の有効性を明確にした。

テーマ:生産スケジュール改善サイクルの確立に関する研究
概 要: 本研究はジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、生産スケジュール改善サイクルの確立を検討したものである。ロット分割を行うことで、総経過時間を短縮することができる。しかし、分割数が増加することで段取り回数の増加が懸念される。そこで、本研究の生産スケジュール改善サイクルでは遺伝的アルゴリズムにおいて段取り回数を軽減するようなスケジューリング手法を取り入れた。次に、得られた最良解のクリティカルパスに着目し段取り回数の削減を行った。さらに染色体の引き継ぎを行うことで遺伝的アルゴリズムによる探索能力の向上を図った。そして、数値実験を通して本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:粒子群最適化を用いた共同発注点の決定法
概 要: 本論文は、粒子群最適化を用いた共同発注点の決定法について検討したものである。本研究では、初期解の生成方法、各粒子における最良位置の探索方法、粒子速度の更新方法に特徴を持つアルゴリズムを提案した。さらに、他のメタヒューリスティクスと比較を行うために、遺伝的アルゴリズムと比較を行った。数値実験をした結果、商品数が少ない場合においては、提案アルゴリズムが遺伝的アルゴリズムよりも優れていることが明らかになった。また、共同補充を行うことで、総費用が軽減できることを明らかにした。

テーマ:QRコードとARを使用した家具配置シミュレーションシステムの開発
概 要: 本研究では、オフラインで使用できる家具配置シミュレーションシステムを開発した。ここでは、格納できる情報量が多くオープンソースの処理ライブラリが提供されているQRコードを使用した。しかし、1枚のQRコードに格納できる3Dモデルのデータ量が少ないという問題があった。そのため、3Dモデルのデータを独自のフォーマットに変更して圧縮した。これにより1枚のQRコードに格納できる3Dモデルのデータ量が約6KB増加した。その結果、より大容量の3Dモデルを表示することが可能になり、利便性の向上が期待できる。

テーマ:PHPを用いたCSコース自己点検シート管理システムの構築
概 要: 本研究では、PHPを用いたCSコース自己点検シート管理システムを構築した。現在の管理方法は、効率が悪く使い勝手も十分ではないことが分かった。解決策としてPHPとMySQLを用いてWeb上で作業を行えるシステムを構築した。本システムはWebサーバー上で管理しやすく、簡単な操作で分かりやすい特徴を持っている。このシステムを導入することで、学生・教員双方の省力化が図られ、より良い管理体制を築くことが期待できる。




<2014年度>

テーマ:統計データを基調としたコンピュータリテラシー教育の改善
概 要: 本研究は、コンピュータリテラシー教育の改善について論じたものである。過去10年間のタイピング能力とチェックシートを利用した受講生の達成度の調査結果を集計した。これにより、演習開始前のタイピング数が低い受講生がいることがわかった。また、チェックシートに達成度の低い項目があることがわかった。さらに、コンピュータリテラシーのSAを担当することにより、演習内容が十分に理解できていない受講生がいることがわかった。そのため、タイピングの正しい方法、教科書課題のWebページの変更、新しい演習課題の提供、教科書に沿ったコンピュータの操作を動画で再現した。この成果によって、授業の目標を達成しやすくなることが期待できる。

テーマ:GAにおける局所的な遅れのないスケジュール生成法
概 要: 本論文は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題における遺伝的アルゴリズムの探索能力の改善法を検討したものである。ここでは、局所的な遅れのないスケジュール生成を提案する。また、初期集団に多様性を持たせるために個体の染色体を反転させる手法や並列処理によって高速化させる手法を取り入れる。そして、いくつかのベンチマークテストを使用して数値実験を行い、本研究が提案したアルゴリズムの有効性を明らかにした。さらに、Android OSをプラットフォームとする携帯情報端末で実行できるGAのアプリケーションソフトウェアを開発することで有用性を高めた。

テーマ:局所的な遅れのないスケジュール生成を組み込んだTSによるジョブ・ショップ・スケジューリング
概 要: 本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題におけるタブーサーチの探索能力の改善法について検討したものである。タブーサーチの近傍解生成における、作業順序の交換の範囲を使用して遅れのないスケジュールを局所的に生成し、スケジュールの方向を転換し左シフト法を行う手法を導入した。また、生成する初期解に2つの生成法を用いることを提案した。さらに、クリティカルパスをタブーリストに保存する方法を用いた。最後に、いくつかのベンチマークテストを通じて、本研究が提案したアルゴリズムの有効性を明らかにした。




<2013年度>

テーマ:生産スケジュール改善サイクルの効率化に関する研究
概 要: 本論文は、生産スケジュール改善サイクルにおける効率化について検討したものである。生産スケジュール改善サイクルは、ロット分割とスケジューリングを交互に行うことで総経過時間の短縮を図っている。本研究では、短縮効果の高いロットを効率よく選定する方法を提案した。そして、スケジューリングに最適解法を取り入れることで、計算効率の改善を図った。さらに、数値実験を通じて、本手法の有効性を明らかにした。

テーマ:ジョブ・ショップ・スケジューリング問題における遺伝的アルゴリズムのための初期集団生成法
概 要: 本研究ではジョブ・ショップ・スケジューリング問題における遺伝的アルゴリズムの探 索能力を改善するために初期集団の生成法について検討した。遺伝的アルゴリズムにおいて集団は、世代交代によって次第に似た染色体になる。ここでは、初期集団の染色体を再構成する際に順序を逆にすることで、集団の多様性を維持させた。そして、ベンチマークテストを使用して数値実験を行うことで、本手法の特性と有効性を明らかにした。




<2012年度>

テーマ:不確定情報の予測にファジィ推論を用いた意思決定モデル
概 要: この論文は、不確定な情報を取り入れた意思決定モデルについて検討したものである。セブンカードスタッドポーカーのような不完全情報ゲームでは、プレイヤーがゲーム状態の全てを把握することができないために、チェスや囲碁などにはない複雑さがある。そこで、ファジィ推論を用いて予測を行い、不確定情報を有効に利用する意思決定モデルを構築した。さらに、人との対戦実験を実施し、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:SA法におけるアニーリング・スケジュールの改善と解の生成法−ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要: 本論文は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題(Job Shop Scheduling Problem ; JSSP)においてシミュレーテッド・アニーリング(Simulated Annealing ; SA)法の探索能力の改善について検討したものである。ここでは、開始温度から終了温度まで解探索を行う一般的なアニーリング・スケジュールを見直した。終了温度に達した場合にアニーリング・スケジュールを再設定し、繰り返し解探索を行う方法を提案した。さらに、解の探索効率を高めるために異なる複数の近傍解生成法を取り入れた。そして、ベンチマークテストを用いて数値実験を行い、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:ロット分割と遺伝的アルゴリズムを用いた生産スケジュールの改善
概 要: 本論文は、ロット分割と遺伝的アルゴリズムを用いた生産スケジュールの改善法について検討したものである。ここでは、一つのロットを選択して繰り返しロット分割を行うことで総経過時間の短縮を図る。このため、総加工時間が最も長いロットを一つ選定して均等に二分割してから再スケジューリングする方法を提案した。また、スケジューリングには2種類のスケジュール生成法を組み込んだ遺伝的アルゴリズムを用いる。さらに、再スケジューリングする際に、一つ前の最良解の染色体を初期解に含めることで解探索の効率化を図った。最後に、数値実験を通じて、本手法の有効性を検討した。

テーマ:遅れのないスケジュールの生成を組み込んだ遺伝的アルゴリズムの開発
概 要: 本研究では、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、遅れのないスケジュールの生成を組み込んだ遺伝的アルゴリズムの探索能力の改善法を検討した。遅れのないスケジュールは遊休時間に着手可能な作業が存在しないスケジュールである。しかし、このスケジュールだけでは最適解が得られない可能性がある。そこで遅れのないスケジュールの作成範囲を交叉で指定された2点間のみにした。そして、この遅れのないスケジュールの生成を含んだ複数のアルゴリズムを構築した。さらに、ベンチマークテストを使用して数値実験を行うことで本手法の有効性を明らかにした。




<2011年度>

テーマ:2種類の近傍探索を有する遺伝的アルゴリズムの開発
概 要: 本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において遺伝的アルゴリズムの探索能力の改善方法について検討した。ここでは、2種類の近傍探索を取り入れることを提案した。そして、いくつかのスケジューリング環境でシミュレーションを行い、従来アルゴリズムと提案アルゴリズムの探索効率を測定し比較することで、提案アルゴリズムの有効性を明らかにした。

テーマ:ロット分割を考慮した生産スケジューリングにおけるロットの選定方法
概 要: 本研究では、ロット分割を考慮したスケジューリングにおいて、効果的なロットの選定方法について検討したものである。ロット分割によって、加工時間のばらつきを抑えることができ、総経過時間の短縮に繋がる。そこで、効果的なロットの選定方法を提案し、Gurobi Optimizerで最適解を求め、シミュレーションを通して、本手法の有効性を検討した。

テーマ:大学入学時におけるコンピュータリテラシーの測定とその分析
概 要: 本研究では、学生の能力に応じたコンピュータリテラシーの教育の方法を検証するため、大学入学時におけるコンピュータリテラシーの測定と分析を行った。まず、7年間のタイピング能力とチェックシートのデータを元に受講生の能力の変化を分析した。さらに、タイピング能力が高い学生はチェックシートによる測定結果が高いと考え、7年間のデータの分析を行い関係性について考察した。また、演習で使用するソフトウェアのバージョンアップに伴い教科書の更新を行った。

テーマ:ビジネスゲームにおける学習時間の測定とその分析
概 要: 本研究は、ビジネスゲームをオンライン化することで学習効率が高くなることを明らかにするために、その測定と分析を行ったものである。まず、受講者の行動を正確に測定するために、測定方法を提案した。その方法にはIE(Industrial Engineering)の分析手法を参考にした。これを用いて測定を行った。その結果から、BG21NETがBG21よりも学習効率の点で優れていることを明らかにした。また、演習を実施することでBG21NETに改善できる点があることが分かった。これについては改善方法を挙げた。




<2010年度>

テーマ:ビジネスゲームの開発とその評価−ビジネスゲームのネットワーク化による学習効率向上−
概 要: 本研究は、学習効率の高いビジネスゲームの開発とその評価について論及したものである。野々山等のビジネスゲームBG21をネットワーク化したBG21NETを制作し学習効率の向上を図った。このソフトウェアには、ネットワーク化に適したUI(User Interface)を取り入れた。そして、各社が意思決定値を入力すれば、すべての結果がリアルタイムで表示される。さらに、演習の学習形態毎の時間を測定し、その結果を比較検証することで本研究が学習効率向上に繋がっていることを明らかにした。

テーマ:ロット分割による生産スケジュールの改善
概 要: 本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題においてロット分割による生産スケジュールの改善について検討したものである。ここでは、Eshiftと右シフト法の2種類のスケジュール改善法を遺伝的アルゴリズムに組み込んだ解法プログラムを提案した。そして、いくつかのスケジューリング環境でシミュレーションを行い、総経過時間と探索効率を測定し、その有効性を明らかにした。また、ロット数増加への対処法として、分割するロットを最低限に抑えるために、短縮量の大きいロットを1つ選定する方法を提案した。そして、シミュレーションを通じて、本手法の精度を検証した。




<2009年度>

テーマ:2種類のスケジュール改善法を組み入れた遺伝的アルゴリズム−ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究は、ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリング問題における総経過時間の最小化について検討したものである。その解法として2種類のスケジュール改善法を組み入れた遺伝的アルゴリズムを提案した。そして、左シフト法と遅れなしスケジュールを用いた手法をそれぞれ単独で実行した場合と比較することで、本手法の有効性を明らかにした。また、最適解法での結果と比較することで、本手法の有効性を明らかにした。

テーマ:コンピュータ・リテラシー教育における補助教材の改善とその評価
概 要: 本研究では、コンピュータ・リテラシー教育における補助教材の改善とその評価を行った。過去に作成された補助教材では再生ソフトのバージョンには対応しておらず、再構築が必要であった。そして、アンケート調査を実施して、その評価を行った。また、提出課題を十分に理解できていない受講生が多くいた。そのため、間違いやすい点における対応策を新規に作成した。これらの補助教材によって、受講生のコンピュータ・リテラシー能力の向上が期待できる。




<2008年度>

テーマ:ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリングにおける追い越し禁止則の効果−分枝限定法を用いたスケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究は、ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリングにおける総経過時間の最小化について検討したものである。ロット分割によって総経過時間は短縮されるが、ロット数の増加に伴い計算が複雑になる。その対策として、追い越し禁止則を導入することで計算量の削減を図った。そして、シミュレーションを通じて、追い越し禁止則が得られる解や計算効率に与える影響を明らかにした。

テーマ:ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリングにおける追い越し禁止則の効果−遺伝的アルゴリズムを用いたスケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究は、ロット分割を考慮したジョブ・ショップ・スケジューリングにおける総経過時間の最小化について検討したものである。ロット分割により総経過時間を減少させるが、ロット数の増加のために解の探索効率の低下が懸念される。そこで、ロット分割による計算量の増加への対策として、追い越し禁止則を提案した。そして、さまざまなスケジューリング環境でシミュレーションを行った。その結果から、追い越し禁止則が総経過時間や計算効率などに与える影響を明らかにした。

テーマ:C言語のプログラミング教育に関する研究
概 要: 本研究は、初級者向けのプログラミング教育について論じたものである。ここでは、大阪工業大学情報科学部の演習科目「C演習T」を対象にした。まず、シラバスから教科書に必要とされる50の学習項目を明確にした。そして、学習項目と調査した書籍の特徴と問題点を基にして、C演習Tの受講生に適した教科書の製作を行った。さらに、受講生が各自で学習成果を調べることができるチェックシートを導入した。これらにより、受講生のプログラミングの学習効率が向上すると考えられる。

テーマ:授業要素の使用率と授業アンケート結果の関係についての分析
概 要:本研究は、授業要素の使用率と授業アンケート結果の関係を分析したものである。まず、授業アンケートに影響を及ぼしている要因を把握するために、特性要因図を作成した。そして、稼働分析を元に授業を定量的に測定したデータを利用してクラスター分析による授業の分類を行った。また相関分析を用いて測定データとアンケート結果の関係を調査した。これらにより、授業改善を考える上での知識を得ることができる。




<2007年度>

テーマ:総経過時間の最小化を目的としたロットの選定方法−ロット分割を考慮したスケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究はロット分割を考慮したスケジューリングにおいて、総経過時間を最小にするためのロットの選定方法について検討する。まず、分割されるジョブ数と総経過時間の短縮量の関係を明らかにし、効果的なロットの選定方法を提案した。スケジューリング環境が総経過時間の検出や探索効果に与える影響を分析するために、シミュレーションを行った。また、他の選定方法と比較することにより本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:コンピュータリテラシー教育の改善に関する研究
概 要: 本研究では、コンピュータリテラシー教育の改善について検討した。まず、演習で使用するソフトウェアのバージョンアップに伴い教科書の更新を行った。そして、演習の理解度が低い受講生向けに準備されていた補助教材の再構成を行った。さらに、演習の理解度が高い受講生向けに新規の教材を作成した。これらの教材をWebページにまとめ、いつでも閲覧できるようにした。これにより受講生の理解度を向上させるとともに、理解度のばらつきに対応した演習を行うことができると期待できる。

テーマ:連続稼働分析による授業改善に関する研究−測定方法の確立と評価−,−分析支援システムの構築−,−授業アンケート結果との検証−
概 要: 本研究は、IE(Industrial Engineering)を利用した授業改善方法について論じたものである。まず、稼働分析を基に授業方法を定量的に測定できる方法を考えた。この方法によって測定されたデータを可視化するガントチャート作成システムを構築した。また、授業アンケート結果からχの二乗値を算出することでグラフを描画し、授業を評価する管理図作成システムを構築した。さらに、測定されたデータと授業アンケート結果の関係を分析した。これらから、授業改善を考える上での知識を得ることができる。




<2006年度>

テーマ:選択グラフを用いたジョブ・ショップ・スケジューリング問題の厳密解法
概 要: 本研究はジョブ・ショップ・スケジューリング問題における厳密解法について論じたものである。最適解を求める解法は全ての可能性を列挙するために膨大な計算時間が必要である。そのため近似解を求める解法は報告されている。しかし、近似解法の精度を評価するためには最適解を求めることが必要である。そこで本研究は選択グラフを使用した厳密解法を提案する。さらに、他の手法と比較することで本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:ロット分割を考慮したスケジューリング・シミュレーション−動的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究では、動的なジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、ロット分割が与える影響について分析した。このために、ロット分割を考慮したシミュレーション・システムを開発した。一般的にロット分割を行うことにより、平均滞留時間の短縮や機械の稼動率が向上すると言われている。本研究においても、平均滞留時間や機械の稼動率、納期遅れ率を評価尺度として着目し分析を行った。また、分割するジョブタイプ数が各評価尺度に与える影響を分析し、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:ごみ排出量の削減に関する研究−鳥取県米子市を事例として−
概 要: 近年、環境問題、特にごみの問題が大きく注目されている。ごみ処理に伴い排出される温室効果ガスにより、地球温暖化が進んでいる。この研究では地球温暖化などの環境問題を防ぐために、ごみの削減を目指した。米子市を例に挙げて、現在のごみ状況とごみ削減政策を調べる。またごみ削減が進んでいる枚方市と比較し、政策の違いや市民の意識の違いなどを検証する。そして新たなリサイクル製品の導入を提案する。




<2005年度>

テーマ:生産システムにおけるシミュレーション・システムの開発−動的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究では、生産システムにおけるシミュレーション・システムを開発した。複雑なスケジューリング・モデルの分析には、効率の良いシミュレーション・システムが重要である。そこでVisual SLAMを使用して、優先規則によりスケジューリングを行い、いくつかの評価尺度を計算できるようにした。それらの結果から分散分析を用いて優先規則間に有意差があるかどうかを調べる仕組みを確立した。またアニメーションを作成し、視覚的にも分かりやすくした。さらに、開発されたシミュレーション・システムを評価することで本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:コンピュータ・リテラシー教育における補助教材の開発
概 要: 本研究では、コンピュータ・リテラシー教育における有効な補助教材の開発とその評価を行った。ここでは、教科書の解説を動画で記録したものをWebページにまとめた補助教材の開発を行った。さらに、様々な環境で閲覧できるようにDVDビデオにまとめた。また、タイピング能力と学習の成果を評価するWebチェックシステムを確立した。これらの補助教材を導入することで、受講生の理解向上と演習の効率化が期待できる。

テーマ:2段階配送型モデルにおける経済的なロットサイズ決定に関する研究
概 要: 本研究は、2段階配送型モデルにおける経済的なロットサイズ決定法について論じたものである。ここでは、DP(Dynamic Programming)を用いたWagner-Whitin法によって2段階配送型モデルの定式化行った。またMILPによる定式化を行って計算効率の面で優位性を調べた。さらに、2段階配送型W-W法と各レベルにおいてそれぞれの最適解を組み合わせた総費用の比較を行うことにより、本研究の有効性を明らかにした。




<2004年度>

テーマ:ビジネス・シミュレーション・ゲームにおける経営計画書の導入
概 要: 本研究は、経営学の知識がない人を対象としたビジネス・シミュレーション・ゲームの効果的な学習方法について論じたものである。既にその学習方法について研究したものがあるが、それらの問題点を指摘した。そして、経営計画書を導入することで、より効果的な学習方法を確立することを目的とした。そして、受講者に利益創出方法を考えさせる学習を提案した。この学習を実際に受講者に試し、その結果を考察することにより、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:プログラミング学習の適性に関する研究
概 要: 本研究は、どのような思考特性を持つ人がプログラミングの学習に適しているのかを調査したものである。プログラミングは全ての情報技術の基礎であり、これを理解せずに他の専門技術を会得するのは容易ではない。しかし、プログラミングへの適性には個人差があり、すべての人が一様に技術を身につけることはできない。そこでハーマンモデルを用いて、プログラミングの授業において高い評価を得ている学生が、どのような思考スタイルを持っているかを明らかにした。また、プログラミングの科目ごとの比較や適正検査のスタイルについても分析を行うことにより、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:段取り回数の軽減を目的とした遺伝アルゴリズムの開発−静的・ジョブ・ショップスケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究は、ロット分割と遺伝アルゴリズムによるスケジューリングについて論じたものである。ここでは、段取り時間を考慮した場合のロット分割による段取り回数の増加を軽減することを考えた。そこで、ロット反復法を組み込んだ遺伝アルゴリズムを開発した。いくつかのスケジューリング環境のもとで実験し、最大滞留時間や段取り回数を評価尺度にして開発した遺伝アルゴリズムの有効性を検証した。

テーマ:多段階多部品モデルにおける経済的なロットサイズ決定に関する研究
概 要: 本研究は、多段階多部品モデルにおける経済的なロットサイズ決定について論じたものである。ここでは、まず多段階の生産システムに着目してDP(Dynamic Programming)を用いたWagner-Whitin法によって多段階直列型モデルの構築を行った。そして、MILPを用いて5段階直列型モデルに上限を設定した場合のシミュレーションを行い、費用面により比較を行った。
 さらに、2段階組立型モデルにおいて過去の研究とは別の手法として、2つの階層型モデルに分けて考えた新たな手法の立案を行った。また、そのモデルを拡張した1製品多部品モデルの生産計画を立案し、いくつかのモデル実験を行った。そして、LINDOの実行結果と費用面により比較を行うことで、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:コンピュータリテラシー教育に関する研究
概 要: 本研究は、情報系の学生のためのコンピュータリテラシー教育について論じたものである。ここでは、科学技術論文の作成と発表を目的としたソフトウェアの利用モデルを確立した。そのためにいくつかの学会論文誌の調査を行い、科学技術論文の作成に必要な機能を抽出した。そして、そのモデルを中心としたカリキュラムの検討を行った。学習成果の評価方法として、タイピング能力の測定とチェックシートによる確認を導入した。




<2003年度>

テーマ:ビジネス・シミュレーション・ゲームを使った学習システムの再設計
概 要: 本研究は、ビジネス・シミュレーション・ゲームを使った学習システムの再設計を目的としたものである。ビジネス・シミュレーション・ゲームは多くの教育機関で学習ツールとして活用されており、多種多様のソフトウェアが存在している。そのため、適切なソフトウェアの選定が必要となる。また、受講者が経営学を論理的な思考で学習するためには、利益の創出方法を十分に考察する必要がある。そこで本研究では、利益の創出方法を論理的に考えるための学習方法を提案した。そして、二つのビジネス・シミュレーション・ゲームを実際に受講者に試し、その学習効果を比較して、ソフトウェアの選定方法を検証した。

テーマ:段取り時間を考慮した場合のロット分割と遺伝アルゴリズムによるスケジューリング−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要: 本研究は、静的ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、段取り時間を考慮した場合に、遺伝アルゴリズムの探索能力への影響について論じたものである。ここでは、ロット分割を考慮した遺伝アルゴリズムを用いて、いくつかのスケジューリング環境のもとで実験し、最大滞留時間や段取り回数を評価尺度にして優先規則法と比較した。さらに、初期遺伝子を同種のジョブでまとめた新しい遺伝アルゴリズムを提案し、その有効性を明らかにした。

テーマ:3段階組立型モデルにおける経済的なロットサイズ決定に関する研究
概 要: 本研究は、生産体における発注管理、生産管理、在庫管理に有効な手法であるMRP(Material Requirements Planning)システムにおいて、経済的なロットサイズの決定方法について論じたものである。ここでは、一定条件のもとで理論上の最小費用を導くDynamic Programmingによる解法を用いたWagner-Whitin法を基に、多段階への拡張を行った。そして、中間部品を考慮した3段階組立型モデルのロットサイズの決定法を提案した。さらに、数値実験により本手法と2段階組立型Wagner-Whitin法を応用した手法との比較を行った。これにより、本手法の有効性を明らかにした。




<2002年度>

テーマ:ビジネス・シミュレーション・ゲームの効果的な学習方法に関する研究
概 要:本研究はビジネス・シミュレーション・ゲームの効果的な学習方法を提案するために、受講者に対し我々が提案する学習方法に従い、学習を行ってもらいその結果からビジネス・シミュレーション・ゲームの有効性を明らかにするために論じたものである。ここではビジネス・シミュレーション・ゲームとしLAUNCHを用いて実験をした。ビジネス・シミュレーション・ゲームをどのような方法で実施させれば、経営学の基礎的な知識がない受講生に対しても効果的な学習ができるかどうかということは検証されていない。ビジネス・シミュレーション・ゲームの学習方法を確立することにより、効率的にかつ、有効的に学習出来るツールになることを目的とする。

テーマ:ロット分割を考慮したスケジューリングにおける遺伝アルゴリズムの構成法−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本研究は、ロット分割を考慮した静的ジョブ・ショップ・スケジューリング問題における遺伝アルゴリズムの構成法について論じたものである。ここでは、最大滞留時間を最小にするために遺伝アルゴリズムを用いた解法プログラムをC言語により作成した。そして、いくつかのスケジューリング環境のもとでシミュレーションを行った。その結果をもとに優先規則法やランダムサーチと比較した。さらに、スケジューリング環境が遺伝アルゴリズムの解や探索効率に与える影響についても分析した。

テーマ:MRPシステムにおける基準生産計画の決定に関する研究
概 要:本研究は、MRP(Material Requirements Planning)システムにおける基準生産計画の立案方法について論じたものである。ここでは、Dynamic Programmingを用いたWagner-Whitin法について論じた。そしてモデルを拡張することにより多段階多部品の生産システムの基準生産計画の立案について検証した。そして、いくつかの数値計算を行いWagner-Whitin法と他手法との計算効率の違いを比較した。また、Wagner-Whitin法を用いたローリングスケジュールの解法プログラムで長期にわたる不確定な需要のもとでのモデルシュミレーションを行うことで、本研究の有効性を明らかにした。

テーマ:ノンリニア編集の効率化に関する研究
概 要:本論文はパソコンを用いたノンリニア編集における作業の効率化について研究したものである。まず現状の記録メディアの問題点について調査を行った。次にノンリニア編集の工程のモデルを作成し実際に全作業を行った。各作業に要する時間を計測し、また作業を行う上での問題点を挙げた。さらに作業時間と処理時間をそれぞれ短縮するために最適な改善個所を検討した。また出力・保存するメディアにおける記録可能な長さと映像の品質について考察した。最後に以上のことをまとめて本研究の有効性を明らかにした。




<2001年度>

テーマ:Project Managementの重要性に関する研究
概 要:本研究はProject Managementの重要性を考察するためにJ. Brian Dreger著「Project Manage -ment -Effective Scheduling-」を翻訳し、それをまとめたものである。ここではまず現在様々な企業において実施されているProject Managementという概念について定義した。そしてProject Managementの機能を組織化、人間関係、戦略展開に分解し、それらを検証し利点と問題点について示した。以上よりProject Managementにおける利益と、プロジェクトマネージャーと経営者の役割について考察し、Project Managementの重要性を検証した。


テーマ:ロット分割と遺伝アルゴリズムによるスケジューリング−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本研究は静的ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、ロット分割と遺伝アルゴリズムの適用について論じたものである。ここではロット分割と遺伝アルゴリズムを組み合わせることに着目した。そこで、C言語を用いて遺伝アルゴリズムを適用したプログラムを作り、他の解法との比較をした。その結果をもとに、ロット分割を行なった場合の遺伝アルゴリズムでは解にどのような影響が出るかを検証した。


テーマ:生産システムにおける全体最適化に関する研究
概 要: 従来、企業が取り組んできた効率化は、製造や物流、販売等の部門単位の効率化であった。部門ごとに効率化を目指すというこのやり方は、一方で矛盾を生んでいる。そのため、部分最適の視点からではなく、全体最適を目指す必要がある。そこで本研究では、多段階の生産システムに着目し、Wagner-Whitin法より多段階多部品生産システムのモデルの構築を行なった。さらに、MILPを用いて長期の計画を立案する方法を検討するためにローリングスケジュールを行いモデルの構築を行なった。ローリングスケジュールによる計画立案の繰り返しにより、長期にわたる計画の立案と、DPにて多段階生産システムについて定式化を行なうことにより全体最適化を検証し、本研究の有用性を検討した。


テーマ:学術団体におけるインタラクティブなWebページの作成
概 要: この論文は、学術団体におけるインタラクティブなWebページの作成とその効果について検討したものである。モデルとなる学術団体のWebページの現状と問題点を示し、その解決法を提案した。そして、それをもとにWebサイトを再構築し、さらに、CGIやJavaScriptを利用することでフォームメールや掲示板などの新しい仕組みも取り入れた。そして、新しいWebサイトと作成したプログラムを考察することで、本研究の有効性を明らかにした。




<2000年度>

テーマ:加工機械ごとに負荷が異なる場合のロット分割の効果−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本研究は静的ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、加工機械の負荷が異なる場合のロット分割の効果について検討したものである。ここでは種々のスケジューリング環境のもとで、特定の加工機械に他より大きな負荷を与えて、各評価尺度に与える影響を優先規則ごとにシュミレーションを用いて測定した。また組み合わせ優先規則を提案し、各評価尺度に最も有効な優先規則を明らかにした。さらにロット分割と最大滞留時間の関係を近似式として定式化し、その精度についても検討した。


テーマ:遺伝アルゴリズムによるジョブ・ショップ・スケジューリングの解法−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本研究は、ジョブ・ショップ・スケジューリング問題における遺伝アルゴリズムの適用について論じたものである。スケジューリング問題に対しての解法には厳密解法と近似解法の2種類がある。しかし、厳密解法は時間がかかり過ぎ、近似解法では探索空間の絞り込みが問題となる。そのために、大域的に良い準最適解を効率的に探索する事ができる遺伝アルゴリズムが期待できる。ここでは、他の解法と遺伝アルゴリズムを比較・検討することで本研究の有効性を明らかにした。


テーマ:Wagner-Whitin法とMILPによる多段階ロットサイズの決定法−サプライ・チェーン・マネジメントに関する研究−
概 要:近年、企業のIT(情報技術)への投資は一気に加速を増してきている。このような中、ITを取り入れた新しい経営手法「サプライ・チェーン・マネジメント(SCM)」が大きな注目を集めている。そのサプライ・チェーン・マネジメントにおいて、生産(在庫)管理システムは必要不可欠なものの一つとされている。そこで本論文は、Dynamic Programming を用いたWagner-Whitin法とMILP(混合整数線形計画法)、それぞれから多段階へのアプローチを行い、生産(在庫)システム全体としての最適化を行った。そして、両手法の比較検討を行うことで、本研究の有効性を明らかにした。


テーマ:学術団体のホームページにおけるCGI・SSIの効果的な利用法に関する研究
概 要:この論文は、学術団体用のホームページにおいて、CGIとSSIの効果的な利用方法について研究したものである。日本学術会議の学術登録団体第3部の経営学に登録されている44団体について、ホームページの体裁や機能などを調査した。そして、各学会のホームページの現状と傾向を明らかにした。また、CGIやSSIを使用して、訪問者数の確認や掲示板を利用した更新が容易なホームページを提案した。さらに、作成されたホームページを検証することで、本研究の有効性を明らかにした。




<1999年度>

テーマ:ロット分割が納期尺度に与える影響について−静的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本研究は静的ジョブ・ショップ・スケジューリング問題において、ロット分割が納期尺度に与える影響について分析したものである。ロット生産方式において、種々のスケジューリング環境のもとでロット分割が納期尺度にどのような影響を与えるのかを、シミュレーションにより分析した。ここでは、納期遅れジョブ数、平均納期遅れ時間、最大納期遅れ時間、最大納期進み時間を測定した。そして各評価尺度への影響を明確にすることで、本研究の有効性を明らかにした。


テーマ:納期尺度に対するロット分割の効果−動的ジョブ・ショップ・スケジューリングに関する研究−
概 要:本論文は動的ジョブ・ショップ・スケジューリングにおいてロット分割が納期尺度に与える影響について調査したものである。ロット分割を行うことにより、平均滞留時間の短縮と機械の稼動率の向上がもたらされるので、納期尺度に対しても効果的である。そこで本研究では、SLAMUを用いて5機械5工程のモデルを設定してシミュレーションを行い種々の評価尺度について測定を行った。その結果、ロット分割をすると、SPTルールとEDDルールに大きな効果をもたらすことがわかった。さらに、複合ルールや納期設定法についても検討することで、本研究の有効性を明らかにした。


テーマ:安全在庫の積極利用を目的とした在庫管理システム
概 要:この論文は、安全在庫の積極利用を目的とした在庫管理システムについて研究したものである。期限切れを伴う商品を扱う場合、複数の販売店舗で品切れや過剰在庫の発生をできる限り抑えることができれば、商品の陳腐化を防ぎ在庫保持に伴う費用を削減できる。したがって本研究では、各店舗間が保持している安全在庫を有効活用するために、Cプログラムを用いて緊急配送および在庫間転送を考慮したシミュレーションを行った。また種々の転送条件を比較することで、緊急配送と在庫間転送がシステムに与える影響について分析し、本研究の有効性を明らかにした。


テーマ:Wagner-Whitin法によるロットサイズの決定法−MRPシステムに関する研究−
概 要:コスト削減が重要視されている現在、生産体は管理技術により、経営効率化を図らねばならない。その代表的な手法としてMRPシステムがある。そして、MRPシステムの中で最も重要になってくるのが、MPS(基準生産計画)の立案である。本論文は、このMPSの立案方法の一つであるWagner-Whitin法について研究したものである。ここでは、階層型W-W法や2段階組立型(マルチ型)W-W法のモデルを構築した。さらに、W-W法のローリングスケジュールへの適応についても検証し、本手法の有効性を明らかにした。


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