サイバーヒューマンシステム研究室
樫原 茂 准教授

食用花の自動栽培システム

自己紹介とゼミ生紹介をお願いします


僕は自分で明るい人間だと思っていて、その力を生かして様々なイベントや活動に関わっています。メンバーの雰囲気としては活発な方から大人しい方まで均等にいると思います。どちらかと言えば積極的な方が多い印象があるので知識の交換は増えて、自身の成長につながるかもしれないですね。


サイバーヒューマンシステム研究室ではこんなことを学んでいます。


一つの技術に縛られずに多くの知識、例えば「IoT」や「AI」「センシング」「アプリケーション」などを学ぶことができます。これらに限らず自らやりたいことや学びたいことがあれば積極的に教えていただける研究室だと思います。専門的な技術や知識だけでなく、スケジューリングの仕方やコミュニケーション能力など、卒業後にも必要なスキルを身につけることができます。


私がサイバーヒューマンシステム研究室を選んだ理由


僕が研究室を選ぶ時はまだやりたいことが明確に定まっておらず、さまざまな技術を体験したいと思っていました。そこで先輩方の卒業研究を見てたくさんの技術が学べると思い、サイバーヒューマンシステム研究室に行こうと決めました。また、開室して間もない研究室であるため自分たちでこれからのサイバーヒューマンシステム研究室を作り上げることができると思い、決心しました。


研究の紹介


僕はエディブルフラワー(食用花)の自動栽培システム開発を行っています。 エディブルフラワーとは、食べることのできる花であり、近年ケーキなどのスイーツや料理に使われ、普及率が徐々に上がってきている食材です。システム開発では、センサーを使った情報の取得やプログラミング、設計を行い、人の手を介することなくエディブルフラワーを栽培できる「自動栽培システムの構築」を目標として日々頑張っています。また、SNSでも映えるので家に置くことで、部屋の景観が良くなることも利点です。


研究室の雰囲気


遠隔地とコミュニケーションをとることができるパーソナルロボットのTemiが流行っています。研究室にも1台あって、Temiを使って何ができるのかを触ってみて調べつつ楽しんでいます。YouTubeを見れたり、テレビ通話で遠隔地からTemiを操作できるので、さまざまなことに活用できる可能性があり、使いこなそうと頑張っています。


先生はどんな人?


主体性を大事にしており、僕たち学生の意見や思いつきに寄り添ってくれ、突飛なアイデアでも否定することなく笑顔で受け入れ真剣に考えていただける先生です。なので自分の考えや、やりたいことを明確に持っている方は、楽しみながら成長していけると思います。


他にどんな活動をしていますか?


3年生の時には研究室のオートロックを作りました。元々、鍵が必要な扉をラズパイ(マイクロコンピュータ「Raspberry Pi」)やカードリーダーを使って、学生証やスマートフォンで開閉できるようにしました。またHirathon(※)にも参加したりと、発表の場もあります。

※Hirathon
正式名称は「ひらかたアイデアソン・ハッカソンプロジェクト」。産官学が連携・協力し、健康、街づくり、防災などの地域課題を公共オープンデータ(ビッグデータ)や地産地消データを活用して、AIデータサイエンス的アプローチにより、アイデア創出のアイデアソン、システム開発のハッカソン形式で解決を目指すものです。


大学に入る前にやっておいた方が良かったと思うこと


できることは少しでも早めにしておいた方が効率的なので、簡単なプログラミングの勉強やネットワークについて調べるだけでも、ほかの学生との差別化が図れるかなと思います。




学習環境・質問などはしやすいか


質問はとてもしやすいと思います。先生は自分から学ぼうとしている学生には手を差し伸べてくれるので、積極的に質問して知識を蓄えてください。


大学の授業と高校の授業で異なる事はあるのか


やはり「1コマの時間が増えるところ」や「学生が多いので、授業中に一人ひとりに対応することができない」などがあると思います。なので、分からなければ先生方へ質問しに行くのはとても重要です。