研究概要 (outdated)

下記の内容は最新情報ではありません.現在進行中の研究に関しては,メンバーページをご覧ください.


HAI(ヒューマン-エージェント・インタラクション)

擬人化エージェント(コンピュータインタフェース上の擬人化キャラクタ)やロボットが、そのユーザである人間とどのように上手くつき合っていくのか、またそのためには、人間とエージェントとの間に、どのようなインタラクションを設計すればよいのかという新しい工学的課題を研究します。
具体的には、エージェントやロボットに「人間らしさ・人間くささ」を与えるために、人間を人間らしくする感情や非言語行動をコンピュータモデルで実現すること、その結果人間とのインタラクションがどれだけ向上するかを評価します。認知科学や心理学の人間に関する研究成果を、情報科学に応用します。

感性コミュニケーション

オンラインコミュニケーションでは、テキストによる伝達を主としているため、感情の伝達が不十分で行き違いや誤解が生まれがちです。オンラインコミュニケーションツール上で感情伝達を補足するメディアとして、絵文字やアバタが使用されています。
本研究テーマでは、絵文字やアバタのようなグラフィカルなコミュニケーションメディアを用いて、感情を円滑に受発信できるツールを開発します。記号論や心理学の研究成果を、情報科学に応用します。

異文化コミュニケーション

擬人化キャラクタ、アバタ、絵文字を用いたグラフィカルなオンラインコミュニケーションツールは、異なる言語・文化圏でも使用できますが、言語や文化の差異による誤解や摩擦が生じる可能性があります。HAIや感性コミュニケーション研究において開発したツールやインタフェースを異なる文化圏・言語圏で使用する場合に障壁となりうる言語差や文化差を公開Web実験において検証し、多言語・多文化間で使用できるグラフィカルコミュニケーションツールの実現に向けてのデザインガイドへの提言を目的をした研究です。海外の研究協力機関とのフィールド研究を通じて、情報科学が多文化共生社会に貢献できるよう模索する実証型研究です。

新しいインタフェースの提案型研究