専攻major subject

電気電子・機械工学専攻Major in Electrical, Electronic and Mechanical Engineering

幅広いものの見方・考え方を複合的に修得。3分野が融合した高い専門知識や技術を養い産業界へ。

2017年度からスタートした「電気電子・機械工学専攻」では、「電気電子工学分野」と「機械工学分野」が持つリソースを融合的に活用しています。

これからの産業界で活躍する技術者には、ものづくりやその先にある技術革新に必要な知識・技術を自身の専門知識や研究活動に限定せず、他分野の知識や技能から「幅広いものの見方・考え方」を複合的に修得し、これらの知識を多面的に活用できることが必要となります。

電気電子工学と機械工学がそれぞれ独自の専門分野のみならず、互いの知識と技術が融合された境界分野からなる3本柱、すなわち「エレクトロニクス・情報分野」、「電機・制御分野」および「機械工学分野」で有機的にカリキュラムを構成することで、従来にない緻密な専門教育が達成できます。しかも、それぞれのニーズやシーズを共用することが可能となり、互いに活発な研究開発が促進できます。

具体的には、デバイス・通信分野の技術は電機・制御分野の要素技術として必要不可欠であり、電機・制御分野はエレクトロニクス・情報分野において応用技術の対象です。加えて、機械工学分野では、電機・制御分野の機械を構成する要素技術が必要であり、電機・制御分野は機械工学分野が具体的な応用技術の対象となります。このように、本専攻では3専門分野が教育・研究の基盤となって、互いに有機的に密接に連携付けて構成しています。

また、学部教育の4年間が大学院の教育・研究における緻密な専門教育の達成、活発な研究開発の促進のための基礎・基盤となっています。すなわち、それぞれの所属する学科で学んだ幅広い基礎知識が、大学院教育における専門知識・技術の習得や研究活動に重要な役割を果たします。

「電気電子・機械工学専攻」の教育課程では、高い専門知識や技術と合わせて、「電気電子工学分野」と「機械工学分野」を融合したカリキュラムで多面的に活躍できる専門職業人・高度技術者の育成を目指します。

  • 電気電子工学コース
  • 機械工学コース
電気電子工学コース

電気電子・機械工学専攻では、学部教育で培われた幅広い専門基礎知識を基盤として、技術革新や研究遂行に必要な複合的な専門的知識・技能を修得できるように「エレクトロニクス・情報」、「電機・制御」および「機械工学」の専門分野に加えて融合的科目「専門横断」で編成した有機的なカリキュラムを構成しています。

電気電子工学コースでは、幅広い電気電子工学の専門分野を成すエレクトロニクス・情報および電機・制御領域の技術革新を先導的立場で推進できる高い専門知識と技能を修得します。

専門横断では、「フィールド研究」、「フィールドプラクティス」、「特別講義」を配置し、各研究分野と関係した研究能力や倫理観の向上に必要な幅広い知識、問題解決能力、研究成果を国内外で発表する能力を高めます。また、機械工学分野との融合的専門科目「CAD/CAM特論」、「宇宙工学特論」、「自動車工学特論」によって、複合的な工学知識・技術を涵養します。

機械工学コース

電気電子・機械工学専攻では、学部教育で培われた幅広い専門基礎知識を基盤として、技術革新や研究遂行に必要な複合的な専門的知識・技能を修得できるように「機械工学」および「エレクトロニクス・情報」、「電機・制御」の専門分野に加えて融合的科目「専門横断」で編成した有機的なカリキュラムを構成しています。

機械工学コースでは、複雑・多様化する機械工学分野の材料・機械力学、熱・流体、設計・製作に関した研究課題を自ら探究し解決する高度な知識・技能を修得します。

専門横断では、「フィールド研究」、「フィールドプラクティス」、「特別講義」を配置し、各研究分野と関係した研究能力や倫理観の向上に必要な幅広い知識、問題解決能力、研究成果を国内外で発表する能力を高めます。また、電気電子・機械工学分野との融合的専門科目「CAD/CAM特論」、「自動車工学特論」などによって、複合的な工学知識・技術を涵養します。