電気電子・機械工学専攻 大学院:工学研究科(博士前期・後期課程)

機械工学コース

機械工学コースでは、複雑・多様化する機械工学分野の材料・機械力学、熱・流体、設計・製作に関した研究課題を自ら探究し解決する高度な知識・技能を修得します。

メーカーの開発や研究部門出身の教員が数多く在籍しているため、産業界との強い結びつきがある。
本コースの大きな特徴が、所属する教員の多くがメーカーの開発・研究部門の出身で、世界的に活躍する人も多数いることです。そのため産業界とのつながりが非常に強く、学生のうちから企業や国の研究機関の開発プロジェクトに直接関わることができます。そこで得られる経験は、知識の修得はもちろん論理的な思考の成長につながります。そのため卒業生の多くが入社後は研究開発部門に配属されます。企業や行政などへの就職活動においても、大学院で学ぶ2年間は、学部の4年間以上の高い評価を受けています。
より良い生活を支えるための技術を見つけるために、企業と共同で実践的な課題に取り組む。
本コースでは、各種メーカーと連携してさまざまな共同研究を行う機会があります。近年では、電機メーカーからの依頼を受けて「洗濯機の振動を低減する方法」を考えたり、自動車メーカーと一緒に「より低コストなアルミのボディの開発」に取り組みました。当然こうした課題には答えがありませんので、あらゆる研究方法を駆使し、独創的なアイデアを生み出し、何度も実験を繰り返して、課題解決に一歩一歩近づいていく姿勢が求められます。その訓練を繰り返すことで、将来世界をリードする技術研究者になってもらいたいと願っています。
大学では国内トップレベルの研究設備を活用した、学外の研究・開発機関と共同研究が充実。
より高度な実験のために大切なものは、実験に使用する研究設備です。本学には、ロケットエンジンの噴射試験装置や、自動車や航空機の風洞実験を行う装置など、国内でも一、二を争う研究設備があります。これらの設備があることから、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とも共同研究を進めており、世界最先端の電気推進ロケットエンジン(小惑星探査機「はやぶさ」に搭載された種類のエンジン)などの開発も行っています。また「モノラボ」という工場を学内に設置し、学生がさまざまな工作機械をつかってモノづくりできる環境を整えています。