世界的な人材流動化とともに、日本企業の海外進出が進んでいます。コスト削減のために海外に生産拠点を移す企業も少なくありません。また海外企業との共同開発、業務提携なども増加傾向にあり、世界で活躍する理工系人材が求められています。
国境を超えて人材の
最適配置が行われる傾向に
製造業が目指す事業展開の類型
若手社員の海外経験が
重要視されている
日本人人材のグローバル化対応力
強化に向けた取り組み(※図1)
外国人を積極的に採用。
社内のグローバル化が進展
外国人人材に関する取り組み
外国人人材採用状況(※図2)
出典:日本経済団体連合会 「グローバル人材の育成・活用に向けて求められる取り組みに関するアンケート結果」2015年3月17日
大阪工業大学では、語学習得から海外協定校での授業履修に至るまで、レベルに応じた国際交流プログラムを用意。プログラムに参加することで、それまで培ってきた能力が通用するかを確認できる上、刺激の多い環境でグローバル人材として成長できます。
STEP1語学力を高めたい!
異文化を体験したい!
語学研修プログラム・文化体験プログラム
海外の大学や語学学校、協定校で語学研修や文化体験プログラムを行います。
STEP2海外の学生と
課題に取り組みたい!
国際PBLプログラム
海外の学生と混成チームをつくり、共通の課題に取り組むプログラムです。
STEP3~4インターンシップを体験したい!
海外で専門分野を研究したい!
・海外研究支援プログラム
海外の大学や研究機関における研究や実務体験を支援する制度です。
(大学院生・大学院進学が決定している学部生対象)
・長期交換留学
海外で長期間生活しながら専門的な研究を現地の大学で行うプログラムです。
118人
2017年度、国際PBLプログラムなどの研究目的で海外に渡った大阪工業大学の学生数です。関西の私立大学理工系学部のなかでもトップクラス。※大阪工業大学調べ
キャンパス国際化
2017 年度、海外の大学から研究目的の学生112人を受け入れています。多くの学生を迎え入れることでキャンパスの国際化も進んでいます。
43校
本学と交流協定を結んでいる海外の大学は全部で43校。そのうち将来ビジネスで関わることになる可能性の高いアジアが26校(台湾9校、中国6校、韓国3校など)とつながりが強く、次いでヨーロッパが10校、アメリカ4校、オーストラリア2校、中東1校と世界へ広がっています。
国際PBLプログラム
海外の大学生と協働して課題解決に取り組むPBLプログラム。一つのプログラムは本学の学生と海外の学生それぞれ10名前後のチーム体制で取り組み、英語で議論を進めます。2017年度は派遣8大学、受入れ6大学の全14のプロジェクトが実施されました。参加大学は台湾、タイ、韓国、インドネシアといった国々です。
学部の2~3年次を主な対象として、PBL(Project Based Learning:課題解決型学習)を実施するプログラム。英語を使用言語として、海外の学生と混成チームを作り、それぞれの学生の専門性を発揮しながら、共通の課題に取り組みます。
国際PBL
プログラム
Point1英語での実践的なコミュニケーションが体得できる。
Point2異なる価値観を持った人たちと協働することで多岐にわたるアイデアが生まれる。
Point3同じ課題に取り組むことで考え方の多様性を感じられ、視野が広がる。
Point4力を合わせて課題に取り組むことで団結力・達成感が得られる。
2013年から実施している国際 PBLプログラム。2017年度は全14プロジェクトが実施され、多くの大阪工業大学の学生が各国の学生たちとともに課題に取り組みました。
Intelligent Robot Challenge 2017
OIT【大阪工業大学】- 南台科技大学(台湾)
参加2大学の学生が混成グループを編成し、自律走行車を作製。協力しながら、Uカーブのあるコースを壁にぶつかることなく周回し、次のグループに積み荷を受け渡すという課題に取り組みました。
Image Processing Project(Color Normalization for Robot Vision)
【タマサート大学シリントーン国際工学部(タイ)】
各大学の学生が協力して、より良い画像処理プログラミングの作成を目指し、実験と考察を重ねました。また、最終日にはプレゼンテーションが行われ、各グループの成果が発表されました。
木下さんは工学部建築学科に入学、大学4年次に 5 カ月間、フィンランドに長期留学。帰国後は韓国学生を日本に招いての国際PBLプログラムに参加し、グローバル感覚に磨きをかけました。その成果を生かして、現在はミサワホーム(株)で活躍されています。
学年1年次
文化体験プログラム
学年2年次
海外視察旅行(学科プログラム)
学年3年次
建築史研究室に配属。
学年4年次
磨いた国際感覚と
スキルを生かして就職
フィンランド国立タンペレ工科大学へ
5ヶ月の長期交換留学。
福祉大国フィンランドで
豊かな社会政策に触れながら
専門分野を学んだ。
韓国の学生を迎えての
国際PBLプログラムに参加。
読書スペースを持った小型建築を
設計するという課題に、
オールイングリッシュでトライ。
木下明音さんの国際交流Before After