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奥内 絵美さん
OB・OG VOICE
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奥内 絵美さん
2006年 情報科学部 情報システム学科 経営システム研究室 卒業
※2021年4月データサイエンス学科に移設

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社
システムエンジニアリング統括部 西日本第一技術部 勤務

幅広く、自由に学んだ学生時代
業務効率の向上を提案するSEとして
多くの企業に貢献

あらゆる業界を対象とした「外に出るSE」

製造業・製薬業・PR関連企業などのお客様を対象に、業務改善・効率化に向けた様々な提案を行っています。製造業には図面や設計図などの文書管理の仕組みづくりを提案。製薬会社にはデータ不正・改ざん防止のためのシステムや、書類が正規のものであることを証明するための仕組みを作ります。私の業務はお客様のもとに営業担当と一緒にお客様の元へ訪問し提案から始まり、設計/構築/運用保守までを行うことです。つまり、「外に出るSE」です。システム構築は目には見えづらいサービスなので、常にお客様に分かりやすくお話しするのが私の信条。理想を伺いながらも現実的なシステム構築との兼ね合いをご説明しています。

幅広い学びから、自分の得意分野を見つける

私が高校生だった頃は、ちょうどパソコンが飛躍的に普及した時期で、これからの時代、パソコンを利用した仕事が増えてくるだろうと考えました。そこで、理系で情報システムを学べる関西圏の大学を探していたところ、大阪工業大学を発見。学科に教職課程があること、就職に強いこと、そしてカリキュラムの選択肢が広いことに興味を持ち、入学を決意しました。在学中はまさに幅広い学びを体験。プログラミングの基礎をしっかり学べたことはもちろん、情報メディア学科の授業も受講でき、ソフトウエアを使ったグラフィックの制作なども学ぶ機会がありました。そうして学ぶうち、自分の得意分野がプログラムではなく、アプリやソフト、システムの応用であることに気付くことができました。

研究室での取り組みで忍耐力を身につける

研究室は経営システム研究室※に所属。他のゼミではプログラミングに重きを置いていると感じており、この研究室ではプログラム作成を重視せず、ソフトウエアを利用して何か研究することが可能であり、システムエンジニアとして幅広く活動したいと思っていた私に合っているのではないかと思い選択しました。研究テーマは生産システムにおけるシミュレーションシステムの開発。工場作業の仮想レーンをコンピュータ上で作り、作業に関する情報(処理時間や段取り時間など)を入れ換えて、効率よく流れる方法を導き出しました。使用するソフトウエアはこれまで学んだものとは違うものであり、製造に関する基本的な知識を得るため本を読んだりとゼロから学習。システムを完成させるために検討・構築・テストを繰り返したことから、忍耐力や粘り強さなどを身につけることができました。
※2021年より、データサイエンス学科に移設

コミュニケーション力を現場で活かす

在学中は学科の敷居を飛び越えて、様々な学科の講義を受講することができました。当時は学部に女子学生が少なかったため、女子学生同士も学科の枠を超えて仲良くなりました。友人の研究室に訪れる機会も多く、プラズマテレビと液晶画面の見た目の違いを確認するためのモニターに参加したこともあります。キャリア支援課もよく活用し、職員の方とも顔なじみになりました。こうして活発にコミュニケーションを行ったことが、現在の仕事でお客様のニーズを掴み取ることに活かされています。

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