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川上村での取り組み川上村での取り組み

「ワイヤレス(非接触)充電システム」
「スマートEVチャージャー」の開発

工学部電気電子ステム工学科・パワーエレクトロニクス研究室

~環境にやさしく、効率的に電気を利用~

ワイヤレス(非接触)充電システムの概要

ワイヤレス充電実験
(1kW伝送中)

ソーラーコンバートEVの
ワイヤレス充電
(リヤサイド給電)

高効率で空気も汚さない電気自動車が普及するための課題の一つとして、十分な充電インフラの確立が求められています。ワイヤレス充電システムは電気自動車の次世代充電技術として注目される技術です。電力ケーブルを扱わず、駐車しておくだけで手間なくコンバートEVを充電することができるので、利用者が安全かつ容易に取り扱うことができます。

開発に取り組んでいるのは、電源から得た電力を一度磁気に変換して空間を伝達させる方式です。工学部機械工学科の自動車工学研究室で開発しているソーラーコミュータカー(太陽電池を搭載する小型電気自動車)を用いて実証実験を行うとともに、最適な受電・給電コイルの開発などに取り組んでいます。

「スマートEVチャージャー」の概要

「スマートハウス」(※1)の考え方をコンバートEVの充電技術に応用しようとするもので、余剰電力をうまくコントロールしてコンバートEVの充電を効率的に行うことを目的としています。
太陽光発電で余っている電気や夜間電力を蓄電し、停電時に自動的に蓄電池から供給したり、節電が必要なときに蓄電池から供給を行うなどのコントロールをすることができます。

スマートEVチャージャー 共同企画:株式会社スマートエナジー研究所

(※1)「スマートハウス」
IT(情報技術)を使って家庭内のエネルギー消費を最適に制御した住宅のこと。太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電などをコントロールし、エネルギーマネジメントすることで、CO2排出の削減を実現する省エネ住宅のことを指す。

学生メンバーからのコメント(2013年度)

開発に携わった学生たち

  • ソーラーコンバートEV(電気自動車)で担当したのは、ワイヤレス(非接触)で充電するシステムの開発です。駐車場に停めると、給電と受電のユニットが自動的に反応して、ワイヤレスで充電できるというもの。開発途中では、理論的には作動するはずなのに現実には動かないことも多く、その原因追究や改善作業にやりがいを感じました。また私たち電気電子工学分野の学生はEVを「回路」と見ますが、車体担当の機械工学分野の仲間は「電力をどう使えば効率よく走るか」といった私たちにはない視点を持ち、刺激も受けました。川上村の各所に充電スポットを設定し、村中をEVが行き交う……。近い将来、そんな光景を実現したいです。

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