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  • 2016年01月09日(土)

アブラムシがヒント 粉末状の粘着剤を開発 ~応用化学科・藤井先生~


力を加えると粘着性が発現
力を加えると粘着性が発現
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力を加えると粘着性が発現
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通常はサラサラの粉末
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昨年10月、マスコミ対象の研究内容説明会を開催

工学部応用化学科准教授の藤井秀司先生、同教授の中村吉伸先生らのグループがドイツ・マックスプランク研究所との共同研究によって開発した「粉末状の粘着剤」がいま国内外から注目を集めています。

通常は粉末状態ですが、使用する際に応力を加える(練る)と粘着性が発現するというこの粘着剤。開発のヒントは、「アブラムシ」だそうです。研究グループは、巣の中のアブラムシが、自分が出す蜜によって溺死しないことに注目。その蜜が固体ワックス粒子で覆われた団子状になっていることを参考に、高粘度の液体状高分子の表面を固体微粒子で覆ったリキッドマーブルを開発しました。現在は最小で直径2mm程度ですが、現在も企業との共同研究でさらなる開発を進めているところです。

モノとモノをくっつける技術は、工業分野では不可欠なものですが、これまでの粘着剤は、その特性でもある「べとつき」のため、フィルム(粘着テープ)か噴霧(スプレー)の形態で扱うしかなく、また、微小空間や入り組んだ複雑な空間での使用が困難という課題がありました。しかし、粉末状態であれば、保管や運搬が容易になり、そのハンドリング性は格段に向上します。今後は建築物の微細な亀裂部分の接着、自動車や電子機器の製造現場などでの活用も期待されています。

昨年秋、ヨーロッパで話題になり、その後も国内外の新聞・テレビ・WEBなどで何度も取り上げられているこの研究。この度、英国王立化学協会(ROYAL SOCIETY OF CHEMISTRY)が発行している学術誌の表紙を飾りました。

OITのキャンパスでは、世界レベルの研究が繰り広げられています!

発表論文

Mater. Horiz., 2016,3, 47-52

http://pubs.rsc.org/en/Content/ArticleLanding/2016/MH/C5MH00203F#!divAbstract

高分子材料化学研究室

http://www.oit.ac.jp/chem/cherry/4_lab/

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