7/28,8/4に電子情報通信工学科の高大連携講座が開催されました

2012年8月6日

高大連携講座の様子

<電子顕微鏡で見る半導体ナノエレクトロニクス>

 去る7月28日(土)に工学部電子情報通信工学科の高大連携講座(矢野、小寺担当)が開催されました。

1.実施日時
 2012年7月28日14:00~16:00

2.来訪者
 尼崎市立尼崎産業高等学校の生徒4名と教員1名(国領先生)

3.実施内容
 テーマ「電子顕微鏡で見る半導体ナノエレクトロニクス」(半導体エレクトロニクスの歴史とナノテクノロジーに関する講義の後、クリーンルームにて最先端の研究機器の見学と電子顕微鏡によるナノ構造観察を体験)

 14:00~14:30 プロジェクタを使った講義(見学講習室、担当:矢野)
 14:30~15:00 ナノ材研見学(担当:矢野)
 15:00~15:20 SEMの説明(共同実験室、担当:小寺)
 15:20~15:50 SEM観察(精密測定室、担当:小寺)
 15:50~16:00 質疑応答(見学講習室、担当:小寺)

 4名の生徒さんは熱心に講義を受け、活発に質疑応答をしていました。また、ナノ材研のクリーンルーム他に設置された多くの装置を見学しました。
 電気科3年の生徒さんで電子回路、論理回路を学んでいたため、これらのシステムをどのようにしてシリコン半導体中に組み入れるかについて、非常に興味深く聞いてもらえました。その上で、電子顕微鏡で集積回路表面配線を観察してメモリーの構造や論理回路の配線レイアウトなどを確認し、充実した半日を過ごしていただきました。

<誕生50年!レーザー技術と加工体験>

 去る8月4日(土)にも高大連携講座(神村担当)が開催され、尼崎市立尼崎産業高等学校の2名の生徒が参加しました。

 レーザーの歴史・仕組みから産業応用について講義を行い、研究室内の最新の各種レーザー装置を見学しました。さらに、産業用レーザー微細加工機を使って記念品に文字やデザインを書き込み微細加工体験を楽しみました。
 当初の予定を超えて約3時間の講座になりましたが、受講生の方には最新のレーザー技術の雰囲気を身近に感じることができたのではないかと思います。

ご参加頂きありがとうございました。

9月以降も以下の講座を開催します。多数の応募をお待ちしております。

 9月15日  電子楽器と音発生の仕組み
10月13日  音声工学入門~色々な音を作ってみよう
11月10日  通信技術入門~グラフィックやサウンドで体験する変復調
12月 8日  無線LANを安全に使おう
 1月 5日  アンドロイドアプリを自作しよう

高大連携講座 ( pdf:1.06MB )

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